福本俊平君は二年前の11月11日、33歳で生涯を終えられた。バプテスト常盤台教会が中心となり「福本俊平の本」制作委員会が上梓された。わざわざ桜台教会を訪問された高井透兄の編集執筆により、クリスマスを前に素晴らしい新著が出版されたことはこの上ない喜びである。生前福本君に拘って下さった方々に御礼を申し上げるとともに、多くの方々に知ってもらいたい一人のキリスト者の生涯の記録である。混乱したコロナ禍の暗い時代ではあるが久しぶりに感動した本に出会えたことを感謝したい。キリスト教教育が暗い時代に新しい花を咲かせる力となっていることは同書に登場するすべての人々の共通の喜びであると確信します。一人でも多くの方々にお読みいただきたい感動の一冊です。