《今日のみ言葉》

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月26日(木)

 

◎今日の聖句

Ⅰテサロニケ書5章9-15節

 

5:9 神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです。 5:10 主は、わたしたちのために死なれましたが、それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです。 5:11 ですから、あなたがたは、現にそうしているように、励まし合い、お互いの向上に心がけなさい。

 ◆結びの言葉

 5:12 兄弟たち、あなたがたにお願いします。あなたがたの間で労苦し、主に結ばれた者として導き戒めている人々を重んじ、 5:13 また、そのように働いてくれるのですから、愛をもって心から尊敬しなさい。互いに平和に過ごしなさい。 5:14 兄弟たち、あなたがたに勧めます。怠けている者たちを戒めなさい。気落ちしている者たちを励ましなさい。弱い者たちを助けなさい。すべての人に対して忍耐強く接しなさい。 5:15 だれも、悪をもって悪に報いることのないように気をつけなさい。お互いの間でも、すべての人に対しても、いつも善を行うよう努めなさい。

 

◎今日の一言

使徒パウロはテサロニケの教会に対してキリスト者の生き方と目指すべき方向について教えている。『兄弟たち、あなたがたに勧めます。怠けている者たちを戒めなさい。気落ちしている者たちを励ましなさい。弱い者たちを助けなさい。すべての人に対して忍耐強く接しなさい。すべての人に対しても、いつも善を行うよう努めなさい。』 この教えは今日においても同じである。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書3章10-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月25日(水) 

 

◎今日の聖句

 Ⅰコリント書3章9-15節

 

3:9 わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。 3:10 わたしは、神からいただいた恵みによって、熟練した建築家のように土台を据えました。そして、他の人がその上に家を建てています。ただ、おのおの、どのように建てるかに注意すべきです。 3:11 イエス・キリストという既に据えられている土台を無視して、だれもほかの土台を据えることはできません。 3:12 この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、わらで家を建てる場合、 3:13 おのおのの仕事は明るみに出されます。かの日にそれは明らかにされるのです。なぜなら、かの日が火と共に現れ、その火はおのおのの仕事がどんなものであるかを吟味するからです。 3:14 だれかがその土台の上に建てた仕事が残れば、その人は報いを受けますが、 3:15 燃え尽きてしまえば、損害を受けます。ただ、その人は、火の中をくぐり抜けて来た者のように、救われます。

 

◎今日の一言

イエス・キリストという土台を据えて人生を生きる人は見事な生涯を生きる。コロコロ変わる価値観や信条は人を支える力にはならない。福音は首尾一貫している。十字架のキリストは昨日も今日も変わらない。日本は島国の特典を得ているが、魂の不動の確保、まことの神の愛を示す贖罪の根拠を持っていないので浮き草文化である。聖書を読んで文化の礎となるキリストを発見しなければならない。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書3章1-9節

Ⅱ★LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月24日(火)

 

◎今日の聖句

 Ⅱペトロ書1章13-21節

 

1:13 わたしは、自分がこの体を仮の宿としている間、あなたがたにこれらのことを思い出させて、奮起させるべきだと考えています。 1:14 わたしたちの主イエス・キリストが示してくださったように、自分がこの仮の宿を間もなく離れなければならないことを、わたしはよく承知しているからです。 1:15 自分が世を去った後もあなたがたにこれらのことを絶えず思い出してもらうように、わたしは努めます。

 ◆キリストの栄光、預言の言葉

 1:16 わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨を知らせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。 1:17 荘厳な栄光の中から、「これはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光をお受けになりました。 1:18 わたしたちは、聖なる山にイエスといたとき、天から響いてきたこの声を聞いたのです。 1:19 こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。 1:20 何よりもまず心得てほしいのは、聖書の預言は何一つ、自分勝手に解釈すべきではないということです。 1:21 なぜなら、預言は、決して人間の意志に基づいて語られたのではなく、人々が聖霊に導かれて神からの言葉を語ったものだからです。

 

◎今日の一言

聖書が語る預言は予言ではありません。預言者は神から預かった言葉を民に伝える人です。預言者は律法(神の戒め)に沿って神の言葉を伝えますが、予言者には律法はありません。予言は占いと同じですが預言は律法と福音に基づいて語られる神の言葉です。キリストによる福音の説き明かしです。預言の言葉に従って活動する時世界が開かれます。しかし予言の結末は挫折と絶望です。危機の時代には人を惑わす予言の霊が横行しますが、福音に固く立って預言の言葉に従う人には必ず聖霊の働きにより祝福の道が開かれます。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書2章12-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月23日(月) 

 

◎今日の聖句

 ヘブライ書12章18-25節

 

12:18 -19あなたがたは手で触れることができるものや、燃える火、黒雲、暗闇、暴風、ラッパの音、更に、聞いた人々がこれ以上語ってもらいたくないと願ったような言葉の声に、近づいたのではありません。 12:20 彼らは、「たとえ獣でも、山に触れれば、石を投げつけて殺さなければならない」という命令に耐えられなかったのです。 12:21 また、その様子があまりにも恐ろしいものだったので、モーセすら、「わたしはおびえ、震えている」と言ったほどです。 12:22 しかし、あなたがたが近づいたのは、シオンの山、生ける神の都、天のエルサレム、無数の天使たちの祝いの集まり、 12:23 天に登録されている長子たちの集会、すべての人の審判者である神、完全なものとされた正しい人たちの霊、 12:24 新しい契約の仲介者イエス、そして、アベルの血よりも立派に語る注がれた血です。 12:25 あなたがたは、語っている方を拒むことのないように気をつけなさい。もし、地上で神の御旨を告げる人を拒む者たちが、罰を逃れられなかったとするなら、天から御旨を告げる方に背を向けるわたしたちは、なおさらそうではありませんか。

 

◎今日の一言

ヘブライ書の著者もまた第二世代のキリスト者に対して贖罪のキリストこそが救いの根拠であり新しい契約の仲保者であることを明言する。メシアとしてのキリストの犠牲の死が世界を正しく導く希望の光であると言う。相対化する世界に対して闇の勢力が増加する中、世界を立て直す力は他者を死をもって贖うキリストの恵みに生きる人々によって回復されると言う。神の正義が勝つ時世界は義によって粛清され、平和と希望を回復することができるのである。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書2章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月22日(日) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書25章1-13節

 

◆「十人のおとめ」のたとえ

25:1 「そこで、天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。 25:2 そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。 25:3 愚かなおとめたちは、ともし火は持っていたが、油の用意をしていなかった。 25:4 賢いおとめたちは、それぞれのともし火と一緒に、壺に油を入れて持っていた。 25:5 ところが、花婿の来るのが遅れたので、皆眠気がさして眠り込んでしまった。 25:6 真夜中に『花婿だ。迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。 25:7 そこで、おとめたちは皆起きて、それぞれのともし火を整えた。 25:8 愚かなおとめたちは、賢いおとめたちに言った。『油を分けてください。わたしたちのともし火は消えそうです。』 25:9 賢いおとめたちは答えた。『分けてあげるほどはありません。それより、店に行って、自分の分を買って来なさい。』 25:10 愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が到着して、用意のできている五人は、花婿と一緒に婚宴の席に入り、戸が閉められた。 25:11 その後で、ほかのおとめたちも来て、『御主人様、御主人様、開けてください』と言った。 25:12 しかし主人は、『はっきり言っておく。わたしはお前たちを知らない』と答えた。 25:13 だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」

 

◎今日の一言

『天の国のたとえ』と聞くと浮世離れした世界のようだが、キリストは日常的に分かりやすく説く。すなわち常に準備を怠らず目を覚まして日々対峙する時を準備して生きよと勧める。混沌とした時代には周りにかき回されず、大事なことは何かを考えて過ごすことが求められる。どの分野に生きても危機に対応する臨機応変さと目標を見定めた生き方が次のフェーズを開くこととなる。

 

☆通読聖書 : ヨハネ黙示録21章1-7節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月21日(土)

 

◎今日の聖句

 ヨハネ黙示録20章11-15節

 

◆最後の裁き

20:11 わたしはまた、大きな白い玉座と、そこに座っておられる方とを見た。天も地も、その御前から逃げて行き、行方が分からなくなった。 20:12 わたしはまた、死者たちが、大きな者も小さな者も、玉座の前に立っているのを見た。幾つかの書物が開かれたが、もう一つの書物も開かれた。それは命の書である。死者たちは、これらの書物に書かれていることに基づき、彼らの行いに応じて裁かれた。 20:13 海は、その中にいた死者を外に出した。死と陰府も、その中にいた死者を出し、彼らはそれぞれ自分の行いに応じて裁かれた。 20:14 死も陰府も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。 20:15 その名が命の書に記されていない者は、火の池に投げ込まれた。

 

◎今日の一言

聖書の死生観は第二の死を告げる。第一の死は肉体の死であり、聖書は人の死を眠りに就くと言う。人は再び世の終わりの時、第二の死からの救いが求められる。その時「命の書」にその名が記されているか否かが最大の問題となる。天にその名が記された者の生き方がキリスト者の教会生活であり信仰生活である。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書1章12-21節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年11月20日(金)

 

◎今日の聖句

 ヘブライ書13章17-21節

 

13:17 指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。 13:18 わたしたちのために祈ってください。わたしたちは、明らかな良心を持っていると確信しており、すべてのことにおいて、立派にふるまいたいと思っています。 13:19 特にお願いします。どうか、わたしがあなたがたのところへ早く帰れるように、祈ってください。

 ◆結びの言葉

 13:20 永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、 13:21 御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように、アーメン。

 

◎今日の一言

聖書を知り聖地を旅行すると世界史と共に文明の歴史を学ぶことができる。もちろん欧州を旅行する事もキリスト教文明の一面に触れることができるが、そのオリジナルは聖地にある。イエス・キリストの歴史的意義に触れて生きる事の普遍的価値に目覚めることができる。真理と正義が如何に大事かを教えてくれる。キリストの福音に触れた人生は命を懸けて真実を追求する。福音の確かさは必ず世界を糺すものとなる。

 

☆通読聖書 : Ⅱペトロ書1章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月19日(木)   

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書15章1-10節

 

◆「見失った羊」のたとえ

15:1 徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。 15:2 すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。 15:3 そこで、イエスは次のたとえを話された。 15:4 「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。 15:5 そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、 15:6 家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう。 15:7 言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」

 ◆「無くした銀貨」のたとえ

 15:8 「あるいは、ドラクメ銀貨を十枚持っている女がいて、その一枚を無くしたとすれば、ともし火をつけ、家を掃き、見つけるまで念を入れて捜さないだろうか。 15:9 そして、見つけたら、友達や近所の女たちを呼び集めて、『無くした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください』と言うであろう。 15:10 言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」

 

◎今日の一言

『見失った一匹の羊』を探す譬えにはキリストの深い愛の姿勢が描かれている。羊飼いは99匹の羊を野原に置いてでも居なくなった一匹の羊を探す。一匹の羊には大きな価値がある。と同時に放置しておいては狼に襲われ、又次の犠牲を産むことになるかも知れない。99匹は牧羊犬に任せておけば良い。また無くした銀貨を見つけた喜びは自分一人で心に秘めておくべきことではないと言う。キリストは一人の人間の悔い改めは天に喜びがあると言う。罪を犯すことは神を悲しませることである。

 

☆通読聖書 : 哀歌5章1-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月18日(水) 

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書13章1-9節

 

◆悔い改めなければ滅びる

13:1 ちょうどそのとき、何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。 13:2 イエスはお答えになった。「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思うのか。 13:3 決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。13:4 また、シロアムの塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか。 13:5 決してそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」

◆「実のならないいちじくの木」のたとえ

13:6 そして、イエスは次のたとえを話された。「ある人がぶどう園にいちじくの木を植えておき、実を探しに来たが見つからなかった。 13:7 そこで、園丁に言った。『もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。だから切り倒せ。なぜ、土地をふさがせておくのか。』 13:8 園丁は答えた。『御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。 13:9 そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。』」

 

◎今日の一言

悔い改めるとは過去を断ち切り新しい道に進む180度の方向転換である。言葉だけの悔い改めでは新しい生き方ではない。人は徹底的に十字架の前に自分をさらけ出して心を入れ替えることがなければ次の道に進むことはできない。イエスの譬えでは3年間の猶予を与えられているが、罪に染まった魂を改善するためには3年間も必要とはしない。今、自分の罪に気付き、キリストの愛と赦しを受ける事が新しい道を開く。そうでなければ残りの日々を虚偽の中で生きる事となる。今必要としていることは福音の癒しである。

 

☆通読聖書 : ローマ書2章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月17日(火) 

 

◎今日の聖句

 ヨハネ福音書3章17-21節

 

3:17 神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。 3:18 御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じていないからである。 3:19 光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。 3:20 悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。 3:21 しかし、真理を行う者は光の方に来る。その行いが神に導かれてなされたということが、明らかになるために。」

 

◎今日の一言

人の最初に学ぶべき知識は真理を体得する事である。できれば不変の真理、普遍妥当性を有する真理を体験することが求められる。キリスト教的真理は贖罪者キリストを知ることである。ピラトはキリストの向かって『真理とは何か』と問うた。それは存在を価値あらしめる証明の力を表すものである。

 

☆通読聖書 : 哀歌1章1-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月16日(月)

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書7章21-29節

 

◆あなたたちのことは知らない

7:21 「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。 7:22 かの日には、大勢の者がわたしに、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を追い出し、御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろう。 7:23 そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。』」

 ◆家と土台

7:24 「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。 7:25 雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。 7:26 わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。 7:27 雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」 7:28 イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。 7:29 彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。

 

◎今日の一言

マタイは『わたしに向かって、「主よ、主よ」と言う者が皆、天の国に入るわけではない。』と言う。信仰とは自分の都合に合わせて神を信頼する事ではない。信仰とは岩の上に自分の家を建てた賢い人と同じだと教える。嵐が来て雨が降り、川が溢れても吹き飛ばされたり、流されることはない。イエスキリストの十字架と復活に基礎を置く信仰は人生の如何なる艱難苦難にも力と知恵をもって信仰者を支えられる。激動の時代ではあるが不動の信仰を持つことが求められる。

 

☆通読聖書 : 哀歌1章1-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年11月15日(日)   

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書25章31-46節

 

◆すべての民族を裁く

25:31 「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。 25:32 そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、 25:33 羊を右に、山羊を左に置く。 25:34 そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。 25:35 お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、 25:36 裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』 25:37 すると、正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。 25:38 いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。 25:39 いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』 25:40 そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』 25:41 それから、王は左側にいる人たちにも言う。『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。 25:42 お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、のどが渇いたときに飲ませず、 25:43 旅をしていたときに宿を貸さず、裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、訪ねてくれなかったからだ。』 25:44 すると、彼らも答える。『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、お世話をしなかったでしょうか。』 25:45 そこで、王は答える。『はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。』 25:46 こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」

 

◎今日の一言

トルストイの「靴屋のマルチン」の物語で語られる内容である。終末の時には神は羊とヤギとをわけるように良き業に勤めた者と自己中心と無関心に生きて来た者とを区別されると言う。常にあなたの隣人を愛しなさいとの教えが思い起こされる。

 

☆通読聖書 : ローマ書14章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年11月14日(土) 

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書13章1-8節

 

◆神殿の崩壊を予告する

13:1 イエスが神殿の境内を出て行かれるとき、弟子の一人が言った。「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう。」 13:2 イエスは言われた。「これらの大きな建物を見ているのか。一つの石もここで崩されずに他の石の上に残ることはない。」

◆終末の徴

13:3 イエスがオリーブ山で神殿の方を向いて座っておられると、ペトロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレが、ひそかに尋ねた。 13:4 「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、そのことがすべて実現するときには、どんな徴があるのですか。」 13:5 イエスは話し始められた。「人に惑わされないように気をつけなさい。 13:6 わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。 13:7 戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞いても、慌ててはいけない。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。 13:8 民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである。

 

◎今日の一言

世の終わりに関するイエスの教えであるが、終末は様々な異変をもって予測される。しかし、まだ終わりではないと言う。世の終わりとは聖書の教えでは神の裁きが行われる時であり世の異変は産みの苦しみの始まりに過ぎないと言う。世の終わりは神の審判の行われる時であり、キリストの再臨の時でもある。福音的信仰を持たない人々は多くの異変が起きると世の終わりの前兆だと流布するが、キリスト者は多くの事象に惑わされずに生きる事が求められる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書45章1-5節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月13日(金)

 

◎今日の聖句

 Ⅱコリント書6章1-10節

 

6:1 わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。 6:2 なぜなら、/「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。 6:3 わたしたちはこの奉仕の務めが非難されないように、どんな事にも人に罪の機会を与えず、 6:4 あらゆる場合に神に仕える者としてその実を示しています。大いなる忍耐をもって、苦難、欠乏、行き詰まり、 6:5 鞭打ち、監禁、暴動、労苦、不眠、飢餓においても、 6:6 純真、知識、寛容、親切、聖霊、偽りのない愛、 6:7 真理の言葉、神の力によってそうしています。左右の手に義の武器を持ち、 6:8 栄誉を受けるときも、辱めを受けるときも、悪評を浴びるときも、好評を博するときにもそうしているのです。わたしたちは人を欺いているようでいて、誠実であり、 6:9 人に知られていないようでいて、よく知られ、死にかかっているようで、このように生きており、罰せられているようで、殺されてはおらず、 6:10 悲しんでいるようで、常に喜び、物乞いのようで、多くの人を富ませ、無一物のようで、すべてのものを所有しています。

 

◎今日の一言

使徒は『今や、恵みの時、今こそ、救いの日』と語る。キリストの福音に生きる時、世界観価値観が大きく変わります。刹那的な人生観ではなく愛と喜びに満ちた新しい世界観に導かれます。この世の価値観とは違った新しい神の見方が知らされます。それは悲しみの中にあっても人を生かす力をもたらし、絶望の中にあっても新しい希望をもたらします。イエスキリストの福音の力が滅びゆく人生に新しい道を備えるのです。再生の喜びが新しい生命に導くのです。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書43章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年11月12日(木)

 

◎今日の聖句

 Ⅰヨハネ書2章18-29節

 

◆反キリスト

2:18 子供たちよ、終わりの時が来ています。反キリストが来ると、あなたがたがかねて聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。これによって、終わりの時が来ていると分かります。 2:19 彼らはわたしたちから去って行きましたが、もともと仲間ではなかったのです。仲間なら、わたしたちのもとにとどまっていたでしょう。しかし去って行き、だれもわたしたちの仲間ではないことが明らかになりました。 2:20 しかし、あなたがたは聖なる方から油を注がれているので、皆、真理を知っています。 2:21 わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが真理を知らないからではなく、真理を知り、また、すべて偽りは真理から生じないことを知っているからです。 2:22 偽り者とは、イエスがメシアであることを否定する者でなくて、だれでありましょう。御父と御子を認めない者、これこそ反キリストです。 2:23 御子を認めない者はだれも、御父に結ばれていません。御子を公に言い表す者は、御父にも結ばれています。 2:24 初めから聞いていたことを、心にとどめなさい。初めから聞いていたことが、あなたがたの内にいつもあるならば、あなたがたも御子の内に、また御父の内にいつもいるでしょう。2:25 これこそ、御子がわたしたちに約束された約束、永遠の命です。 2:26 以上、あなたがたを惑わせようとしている者たちについて書いてきました。 2:27 しかし、いつもあなたがたの内には、御子から注がれた油がありますから、だれからも教えを受ける必要がありません。この油が万事について教えます。それは真実であって、偽りではありません。だから、教えられたとおり、御子の内にとどまりなさい。

 ◆神の子たち

2:28 さて、子たちよ、御子の内にいつもとどまりなさい。そうすれば、御子の現れるとき、確信を持つことができ、御子が来られるとき、御前で恥じ入るようなことがありません。 2:29 あなたがたは、御子が正しい方だと知っているなら、義を行う者も皆、神から生まれていることが分かるはずです。

 

◎今日の一言

何時の時代でも正義と真理が確立する場においては平和と安定が約束される。反キリストとはイエスを十字架へと追いやる悪の勢力である。今や全世界で虚偽と真実の戦いが展開されている。最も避けねばならないのは平然と虚偽を正当化する悪魔的勢力である。サタンは人の命を狙う悪の権化であり分裂と破壊を産む勢力である。しかし福音的信仰は永遠の生命を喜び愛と平和を目指す神の知らせである。これが人を生かす力となる。人はこの力を受けるためにキリストの死と復活を必要とする。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書42章1-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年11月11日(水) 

 

◎今日の聖句

 ヘブライ書13章1-9節

 

 

◆神に喜ばれる奉仕

13:1 兄弟としていつも愛し合いなさい。 13:2 旅人をもてなすことを忘れてはいけません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。 13:3 自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい。 13:4 結婚はすべての人に尊ばれるべきであり、夫婦の関係は汚してはなりません。神は、みだらな者や姦淫する者を裁かれるのです。 13:5 金銭に執着しない生活をし、今持っているもので満足しなさい。神御自身、「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言われました。 13:6 だから、わたしたちは、はばからずに次のように言うことができます。「主はわたしの助け手。わたしは恐れない。人はわたしに何ができるだろう。」 13:7 あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。13:8 イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。 13:9 いろいろ異なった教えに迷わされてはなりません。食べ物ではなく、恵みによって心が強められるのはよいことです。食物の規定に従って生活した者は、益を受けませんでした。

 

◎今日の一言

イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。』 キリスト者にとってイエス・キリストは永遠に変わらない神のメシアです。このキリストを十字架の贖い主として知る時、新しい命に生きる神の救いの確かさを知ることができます。それはただ信仰によってのみ見ることのできる新しい赦しの愛であり魂の覚醒的出来事なのです。その時自分自身の罪に生きる醜さを知らされ、キリストの愛と赦しの働きに目覚めさせられるのです。十字架上のキリストの愛と赦しの言葉が信仰者の生きる力となります。魂の救いとはこのキリストを知ることなのです。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書41章1-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月10日(火)

 

◎今日の聖句

 エレミヤ書18章1-10節

 

◆陶工の手中にある粘土

18:1 主からエレミヤに臨んだ言葉。 18:2 「立って、陶工の家に下って行け。そこでわたしの言葉をあなたに聞かせよう。」 18:3 わたしは陶工の家に下って行った。彼はろくろを使って仕事をしていた。 18:4 陶工は粘土で一つの器を作っても、気に入らなければ自分の手で壊し、それを作り直すのであった。 18:5 そのとき主の言葉がわたしに臨んだ。 18:6 「イスラエルの家よ、この陶工がしたように、わたしもお前たちに対してなしえないと言うのか、と主は言われる。見よ、粘土が陶工の手の中にあるように、イスラエルの家よ、お前たちはわたしの手の中にある。 18:7 あるとき、わたしは一つの民や王国を断罪して、抜き、壊し、滅ぼすが、 18:8 もし、断罪したその民が、悪を悔いるならば、わたしはその民に災いをくだそうとしたことを思いとどまる。 18:9 またあるときは、一つの民や王国を建て、また植えると約束するが、 18:10 わたしの目に悪とされることを行い、わたしの声に聞き従わないなら、彼らに幸いを与えようとしたことを思い直す。」

 

◎今日の一言

苦難の預言者エレミヤが主の言葉をイスラエルの民に語る。民が悪に染まっている時、主は彼らの悪を裁くと言う。しかし悔い改めるならばその思いを留めると言う。世の悪には必ず神の裁きが下される。それ故に弱い民も生きる価値が保証されるのである。すべての結末は神の裁きに委ねられることを忘れてはならない。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書40章1-16節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年11月9日(月)  

 

◎今日の聖句

 Ⅰペトロ書4章7-11節

 

4:7 万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。 4:8 何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。  4:9 不平を言わずにもてなし合いなさい。 4:10 あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。 4:11 語る者は、神の言葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする人は、神がお与えになった力に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。栄光と力とが、世々限りなく神にありますように、アーメン。

 

◎今日の一言

万物の終わりは単なる終末ではない。確かにこの世はいつ終わるか分からない。しかし万物の一部分である自分自身には必ず終わりが来る。それ故にキリスト者は思慮深く振る舞い、心を込めて愛し合い、他者の為にも身を慎んでよく祈ることが求められるのである。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書39章1-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月8日(日) 

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書17章20-30節

 

◆神の国が来る

17:20 ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えて言われた。「神の国は、見える形では来ない。 17:21 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」 17:22 それから、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。 17:23 『見よ、あそこだ』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。また、その人々の後を追いかけてもいけない。 17:24 稲妻がひらめいて、大空の端から端へと輝くように、人の子もその日に現れるからである。 17:25 しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。 17:26 ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。 17:27 ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。 17:28 ロトの時代にも同じようなことが起こった。人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、 17:29 ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。 17:30 人の子が現れる日にも、同じことが起こる。

 

◎今日の一言

イエスは「神の国はいつ来るのか」との問いに「神の国は見える形では来ない。神の国はあなたがたの間にあるあるのだ」と言われた。これは将に人々の間に平和が確保されなければ神の国を見ることができないとの意味である。それが来るまでに多くの混乱と苦しみの時代、破壊の時があると言う。世界の破滅を知る者のみ神の国を真に待望することができると言うべきである。しかしそれはまず人の心に平和を獲得することなしに実現するものではない。長い道だか、人はそれを求め続けなければ人類に希望はない。

 

☆通読聖書 : ローマ書8章18-25節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月7日(土)   

 

◎今日の聖句

 Ⅱテモテ書2章1-6節

 

◆キリスト・イエスの兵士として

2:1 そこで、わたしの子よ、あなたはキリスト・イエスにおける恵みによって強くなりなさい。 2:2 そして、多くの証人の面前でわたしから聞いたことを、ほかの人々にも教えることのできる忠実な人たちにゆだねなさい。 2:3 キリスト・イエスの立派な兵士として、わたしと共に苦しみを忍びなさい。 2:4 兵役に服している者は生計を立てるための仕事に煩わされず、自分を召集した者の気に入ろうとします。 2:5 また、競技に参加する者は、規則に従って競技をしないならば、栄冠を受けることができません。 2:6 労苦している農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。

 

◎今日の一言

「キリストの恵みによって強くなりなさい。」 パウロが教えるキリスト者の生き方である。キリストの兵士を標榜して世界をリードしてきた米国も残念ながら地に落ちた。彼らは聖書の教えに返らなければならない。或いは福音的眼覚めが求められる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書38章14-28節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年11月6日(金)  

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書22章49-53節

 

22:49 イエスの周りにいた人々は事の成り行きを見て取り、「主よ、剣で切りつけましょうか」と言った。 22:50 そのうちのある者が大祭司の手下に打ちかかって、その右の耳を切り落とした。 22:51 そこでイエスは、「やめなさい。もうそれでよい」と言い、その耳に触れていやされた。 22:52 それからイエスは、押し寄せて来た祭司長、神殿守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのか。 22:53 わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいたのに、あなたたちはわたしに手を下さなかった。だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている。」

 

◎今日の一言

残念ながら『今、闇が力をふるっている。』との言葉は私達の時代を形容していますね。ローマ教皇の権威から米国民主党の世界に至るまで、無神論の共産主義思想が世界を覆ています。福音が蹂躙されている時代なのです。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書38章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月5日(木) 

 

◎今日の聖句

 レビ記19章1-3,13-18節

 

◆聖なる者となれ

19:1 主はモーセに仰せになった。 19:2 イスラエルの人々の共同体全体に告げてこう言いなさい。あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。 19:3 父と母とを敬いなさい。わたしの安息日を守りなさい。わたしはあなたたちの神、主である。

19:13 あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。 19:14 耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。 19:15 あなたたちは不正な裁判をしてはならない。あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。同胞を正しく裁きなさい。 19:16 民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。 19:17 心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。19:18 復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。

 

◎今日の一言

レビ記19章は神聖法典と呼ばれる。『神が聖であるからあなたがたも聖なるものとなりなさい。』と教える。『聖なるもの』とは『分けられたもの』との意味で信仰者は選ばれて『俗なるものと区分されたもの』との意味である。この聖の概念が他のものに優って人格的感化力を与え、高潔な人生を目指す源泉とされる。魂の目覚めはこの聖なるものとの出会いによって呼び覚まされる。キリスト者は受難のキリストの中に愛を越えた聖なる祝福の輝きを体験し、正義を越えた道徳的実践力を得ることとなる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書37章1-21節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年11月4日(水) 

 

◎今日の聖句

   創世記13章5-18節

 

13:5 アブラムと共に旅をしていたロトもまた、羊や牛の群れを飼い、たくさんの天幕を持っていた。 13:6 その土地は、彼らが一緒に住むには十分ではなかった。彼らの財産が多すぎたから、一緒に住むことができなかったのである。 13:7 アブラムの家畜を飼う者たちと、ロトの家畜を飼う者たちとの間に争いが起きた。そのころ、その地方にはカナン人もペリジ人も住んでいた。 13:8 アブラムはロトに言った。「わたしたちは親類どうしだ。わたしとあなたの間ではもちろん、お互いの羊飼いの間でも争うのはやめよう。 13:9 あなたの前には幾らでも土地があるのだから、ここで別れようではないか。あなたが左に行くなら、わたしは右に行こう。あなたが右に行くなら、わたしは左に行こう。」 13:10 ロトが目を上げて眺めると、ヨルダン川流域の低地一帯は、主がソドムとゴモラを滅ぼす前であったので、ツォアルに至るまで、主の園のように、エジプトの国のように、見渡すかぎりよく潤っていた。 13:11 ロトはヨルダン川流域の低地一帯を選んで、東へ移って行った。こうして彼らは、左右に別れた。 13:12 アブラムはカナン地方に住み、ロトは低地の町々に住んだが、彼はソドムまで天幕を移した。 13:13 ソドムの住民は邪悪で、主に対して多くの罪を犯していた。 13:14 主は、ロトが別れて行った後、アブラムに言われた。「さあ、目を上げて、あなたがいる場所から東西南北を見渡しなさい。 13:15 見えるかぎりの土地をすべて、わたしは永久にあなたとあなたの子孫に与える。 13:16 あなたの子孫を大地の砂粒のようにする。大地の砂粒が数えきれないように、あなたの子孫も数えきれないであろう。 13:17 さあ、この土地を縦横に歩き回るがよい。わたしはそれをあなたに与えるから。」 13:18 アブラムは天幕を移し、ヘブロンにあるマムレの樫の木のところに来て住み、そこに主のために祭壇を築いた。

 

◎今日の一言

アブラハムとその甥ロトの物語である。アブラムは神からの祝福を受ける前の呼び名である。甥のロトは低地の繁栄するソドムとゴモラの町を選んで住んだが、後にその住民の邪悪さが神の裁きに遭う事となり、彼らはそこを逃げ出すこととなる。都市の繁栄は必ずしも神による祝福のしるしとはならない。要はその地に生きる住民の高潔さが永続の要因となる。神を愛し隣人を愛する人々がその国の繁栄をもたらすものとなると言う。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書36章1-32節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月3日(火)

 

◎今日の聖句

 Ⅱコリント書10章1-6節

 

◆パウロの誇り

10:1 さて、あなたがたの間で面と向かっては弱腰だが、離れていると強硬な態度に出る、と思われている、このわたしパウロが、キリストの優しさと心の広さとをもって、あなたがたに願います。 10:2 わたしたちのことを肉に従って歩んでいると見なしている者たちに対しては、勇敢に立ち向かうつもりです。わたしがそちらに行くときには、そんな強硬な態度をとらずに済むようにと願っています。 10:3 わたしたちは肉において歩んでいますが、肉に従って戦うのではありません。 10:4 わたしたちの戦いの武器は肉のものではなく、神に由来する力であって要塞も破壊するに足ります。わたしたちは理屈を打ち破り、 10:5 神の知識に逆らうあらゆる高慢を打ち倒し、あらゆる思惑をとりこにしてキリストに従わせ、 10:6 また、あなたがたの従順が完全なものになるとき、すべての不従順を罰する用意ができています。

 

◎今日の一言

パウロは人間的肉的主観性をもって語るだけでなく、キリストの正義に照らして神の霊的視点から、すなわちそれは全能者なる神の働きとしてコリントの教会の人々に勧告します。神に由来する力は要塞も破壊する爆破力を持つと言います。事実歴史は傲慢な独裁者の勢力を亡ぼす結末を露呈しています。悪の勢力に負けてはなりません。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書31章31-37節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年11月2日(月)

 

◎今日の聖句

 ローマ書12章17-21節

 

12:17 だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。 12:18 できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。 12:19 愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。 12:20 「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる。」 12:21 悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。

 

◎今日の一言

パウロは「悪に悪を返さず、善を行なえ」と教えます。平和に生きる為の基本です。悪は必ず法によって裁かれます。否最後に神ご自身が裁かれます。人は皆誰も見ていないと悪に誘惑されます。しかしその結末は裁きなのです。誰も逃れることはできません。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書31章1-14節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年11月1日(日)   

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書5章38-48節

 

◆復讐してはならない

 5:38 「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。 5:39 しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。 5:40 あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。 5:41 だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、一緒に二ミリオン行きなさい。 5:42 求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。」

 ◆敵を愛しなさい

5:43 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。 5:44 しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。 5:45 あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。 5:46 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。 5:47 自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。 5:48 だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」

 

◎今日の一言

キリストの弟子たるものに求められる愛と赦しの規定である。ハムラビ法典以来旧約律法にも規定された「目には目を、歯には歯を」の法的規制は武士道の仇討ちに拠るまでもなく、報復の連鎖を産む。これを断ち切る為にも、復讐してはならないと言う。報復ではなく愛と赦しが人間関係を改善する。隣人愛の精神がキリストの教えである。

 

☆通読聖書 : エフェソ書6章10-17節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年10月31日(土) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書5章1-12節

 

◆幸い

5:3 「心の貧しい人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。 5:4 悲しむ人々は、幸いである、/その人たちは慰められる。 5:5 柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。 5:6 義に飢え渇く人々は、幸いである、/その人たちは満たされる。 5:7 憐れみ深い人々は、幸いである、/その人たちは憐れみを受ける。 5:8 心の清い人々は、幸いである、/その人たちは神を見る。 5:9 平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。 5:10 義のために迫害される人々は、幸いである、/天の国はその人たちのものである。 5:11 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。 5:12 喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」

 

◎今日の一言

イエスが教えた八福の教えである。ガリラヤ河畔の丘の上で何千人もの人々を前に語った説教と言われている。かつて二度この説教がなされた場所を訪れ、復活祭を覚えて湖に向かって共に聖餐礼拝を捧げたが、花咲き鳥舞う美しい自然の世界であった。この個所を共に読み、神による祝福された者の幸いを十二分に味わい体験することができた。半世紀前のガリラヤの春であった。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書29章1-14節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年10月30日(金)

 

◎今日の聖句

 ヨハネ福音書18章28-32節

 

◆ピラトから尋問される

18:28 人々は、イエスをカイアファのところから総督官邸に連れて行った。明け方であった。しかし、彼らは自分では官邸に入らなかった。汚れないで過越の食事をするためである。 18:29 そこで、ピラトが彼らのところへ出て来て、「どういう罪でこの男を訴えるのか」と言った。 18:30 彼らは答えて、「この男が悪いことをしていなかったら、あなたに引き渡しはしなかったでしょう」と言った。 18:31 ピラトが、「あなたたちが引き取って、自分たちの律法に従って裁け」と言うと、ユダヤ人たちは、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」と言った。 18:32 それは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、イエスの言われた言葉が実現するためであった。

 

◎今日の一言

イエスの受難の一場面である。メシアは異邦人であるローマの総督によって保護されることなく、同族のユダヤ人に憎しみによって十字架に処せられることとなった。イエスは世の不条理を全身に受けて恐れず苦難の道を歩まれた。そこにメシアとしての愛と赦しの真理が隠されている。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書28章1-17節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年10月29日(木)

 

◎今日の聖句

 Ⅰコリント書14章26-33節

 

◆集会の秩序

14:26 兄弟たち、それではどうすればよいだろうか。あなたがたは集まったとき、それぞれ詩編の歌をうたい、教え、啓示を語り、異言を語り、それを解釈するのですが、すべてはあなたがたを造り上げるためにすべきです。 14:27 異言を語る者がいれば、二人かせいぜい三人が順番に語り、一人に解釈させなさい。 14:28 解釈する者がいなければ、教会では黙っていて、自分自身と神に対して語りなさい。 14:29 預言する者の場合は、二人か三人が語り、他の者たちはそれを検討しなさい。 14:30 座っている他の人に啓示が与えられたら、先に語りだしていた者は黙りなさい。 14:31 皆が共に学び、皆が共に励まされるように、一人一人が皆、預言できるようにしなさい。 14:32 預言者に働きかける霊は、預言者の意に服するはずです。 14:33 神は無秩序の神ではなく、平和の神だからです。聖なる者たちのすべての教会でそうであるように、

 

◎今日の一言

教会の秩序が社会・国家の模範となって西欧キリスト教文化の歴史が形成されてきた。パウロは『皆が共に学び、皆が共に励まされるように、一人一人が皆、預言できるようにしなさい。神は無秩序の神ではなく、平和の神だからです。』と教えます。パウロか言う預言とはキリストの福音を語ることであって予言とは異なります。福音による平和がなければ組織は悪化こそすれ改善されることはありません。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書27章1-22節

LOSUNGEN『日々の聖句』

         2020年10月28日(水)    

 

◎今日の聖句

 エフェソ書5章25-32節

 

5:25 夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のために御自分をお与えになったように、妻を愛しなさい。 5:26 キリストがそうなさったのは、言葉を伴う水の洗いによって、教会を清めて聖なるものとし、 5:27 しみやしわやそのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない、栄光に輝く教会を御自分の前に立たせるためでした。 5:28 そのように夫も、自分の体のように妻を愛さなくてはなりません。妻を愛する人は、自分自身を愛しているのです。 5:29 わが身を憎んだ者は一人もおらず、かえって、キリストが教会になさったように、わが身を養い、いたわるものです。 5:30 わたしたちは、キリストの体の一部なのです。 5:31 「それゆえ、人は父と母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。」 5:32 この神秘は偉大です。わたしは、キリストと教会について述べているのです。

 

◎今日の一言

パウロは夫婦の基本は教会生活によって学ぶべきものであると教えます。夫婦の和が家族の安定につながり、家族の安定が国家の平和の基礎となります。本来教会と国家は相互に支え合ってより良い共同体を形成するものですが、近代国家は教会を否定し、教会も世俗化してこの機能を発揮することができなくなっています。これを回復するのが聖職者と政治家の役目なのです。残念ながら現代は双方とも堕落して金と性的堕落の巣窟となっています。もう一度宗教改革が為されねばなりません。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書26章1-19節

LOSUNGEN『日々の聖句』

         2020年10月27日(火)   

 

◎今日の聖句

   ローマ書13章1-7節

 

◆支配者への従順

13:1 人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。 13:2 従って、権威に逆らう者は、神の定めに背くことになり、背く者は自分の身に裁きを招くでしょう。 13:3 実際、支配者は、善を行う者にはそうではないが、悪を行う者には恐ろしい存在です。あなたは権威者を恐れないことを願っている。それなら、善を行いなさい。そうすれば、権威者からほめられるでしょう。 13:4 権威者は、あなたに善を行わせるために、神に仕える者なのです。しかし、もし悪を行えば、恐れなければなりません。権威者はいたずらに剣を帯びているのではなく、神に仕える者として、悪を行う者に怒りをもって報いるのです。 13:5 だから、怒りを逃れるためだけでなく、良心のためにも、これに従うべきです。 13:6 あなたがたが貢を納めているのもそのためです。権威者は神に仕える者であり、そのことに励んでいるのです。 13:7 すべての人々に対して自分の義務を果たしなさい。貢を納めるべき人には貢を納め、税を納めるべき人には税を納め、恐るべき人は恐れ、敬うべき人は敬いなさい。

 

◎今日の一言

聖書の教えに照らして次期米国大統領選挙候補者達の行動を比較すれば米国社会に望まれている候補者が誰であるかを識別することができる。神の権威を畏れ、正義と善を実行し、税を納め、国家のために社会悪を否定する者が優先される。金によらず、人心に左右されず、神は公正をもって今世界に必要な人物を立てられるであろう。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書25章1-14節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年10月26日(月) 

 

◎今日の聖句

Ⅱテサロニケ書3章6-13節

 

◆怠惰な生活を戒める

3:6 兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。 3:7 あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。 3:8 また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。 3:9 援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。 3:10 実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。 3:11 ところが、聞くところによると、あなたがたの中には怠惰な生活をし、少しも働かず、余計なことをしている者がいるということです。 3:12 そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。 3:13 そして、兄弟たち、あなたがたは、たゆまず善いことをしなさい。

 

◎今日の一言

初代教会の時代から批判されるべき怠惰な生活をする信者のいたことが解ります。しかしパウロは『自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。』と教えます。これがキリスト者共通の生活規範です。米国のキリスト教徒と称する政治家たちもやがて激しく裁かれることになるでしょう。神は正義を行われます。たゆまず善いことをして神に認められるものとなりましょう。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書23章16-32節

LOSUNGEN『日々の聖句』

                  2020年10月25日(日)         

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書10章2-16節

 

10:2 ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。イエスを試そうとしたのである。 10:3 イエスは、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と問い返された。 10:4 彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と言った。 10:5 イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。 10:6 しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。 10:7 それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、 10:8 二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。 10:9 従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」 10:10 家に戻ってから、弟子たちがまたこのことについて尋ねた。 10:11 イエスは言われた。「妻を離縁して他の女を妻にする者は、妻に対して姦通の罪を犯すことになる。 10:12 夫を離縁して他の男を夫にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」

 ◆子供を祝福する

 10:13 イエスに触れていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。 10:14 しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 10:15 はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」 10:16 そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された。

 

◎今日の一言

イエスは夫婦の成り立ちを教え家族を祝福された。とりわけ子供達を愛し、神の国はこのような者たちのものであると教えられた。妻も子供も神からの授かりものである。神からの賜物によって人は祝福された者となる。自己中心の傲慢さは家族のみならず自分自身をも傷付ける事となる。まず家族を愛する者でなければ人を愛する者となることはできない。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書3章3-9章

LOSUNGEN『日々の聖句』

              2020年10月24日(土)        

 

◎今日の聖句

 使徒言行録14章8-18節

 

◆リストラで

14:8 リストラに、足の不自由な男が座っていた。生まれつき足が悪く、まだ一度も歩いたことがなかった。 14:9 この人が、パウロの話すのを聞いていた。パウロは彼を見つめ、いやされるのにふさわしい信仰があるのを認め、 14:10 「自分の足でまっすぐに立ちなさい」と大声で言った。すると、その人は躍り上がって歩きだした。 14:11 群衆はパウロの行ったことを見て声を張り上げ、リカオニアの方言で、「神々が人間の姿をとって、わたしたちのところにお降りになった」と言った。 14:12 そして、バルナバを「ゼウス」と呼び、またおもに話す者であることから、パウロを「ヘルメス」と呼んだ。 14:13 町の外にあったゼウスの神殿の祭司が、家の門の所まで雄牛数頭と花輪を運んで来て、群衆と一緒になって二人にいけにえを献げようとした。 14:14 使徒たち、すなわちバルナバとパウロはこのことを聞くと、服を裂いて群衆の中へ飛び込んで行き、叫んで 14:15 言った。「皆さん、なぜ、こんなことをするのですか。わたしたちも、あなたがたと同じ人間にすぎません。あなたがたが、このような偶像を離れて、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは福音を告げ知らせているのです。この神こそ、天と地と海と、そしてその中にあるすべてのものを造られた方です。 14:16 神は過ぎ去った時代には、すべての国の人が思い思いの道を行くままにしておかれました。 14:17 しかし、神は御自分のことを証ししないでおられたわけではありません。恵みをくださり、天からの雨を降らせて実りの季節を与え、食物を施して、あなたがたの心を喜びで満たしてくださっているのです。」 14:18 こう言って、二人は、群衆が自分たちにいけにえを献げようとするのを、やっとやめさせることができた。

 

◎今日の一言

パウロとバルナバが第一回伝道旅行で出かけた小アジアのリストラでの癒しの出来事を通して、町の人々は彼らをゼウスとヘルメスの再来であるかのように扱った事件である。彼らはキリストの福音の意義を語りいけにえを捧げる事を止めさせた。神の正義に基づいて祈り、信仰を確信する時、神は奇跡を起こされる。今、世界はその出来事を待っている。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書23章1-8節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年10月23日(金)  

 

◎今日の聖句

 エレミヤ記17章13-17節

 

17:13 イスラエルの希望である主よ。あなたを捨てる者は皆、辱めを受ける。あなたを離れ去る者は/地下に行く者として記される。生ける水の源である主を捨てたからだ。

 ◆エレミヤの嘆き

17:14 主よ、あなたがいやしてくださるなら/わたしはいやされます。あなたが救ってくださるなら/わたしは救われます。あなたをこそ、わたしはたたえます。 17:15 御覧ください。彼らはわたしに言います。「主の言葉はどこへ行ってしまったのか。それを実現させるがよい」と。 17:16 わたしは、災いが速やかに来るよう/あなたに求めたことはありません。痛手の日を望んだこともありません。あなたはよくご存じです。わたしの唇から出たことは/あなたの御前にあります。 17:17 わたしを滅ぼす者とならないでください。災いの日に、あなたこそわが避け所です。

 

◎今日の一言

イザヤと共に旧約預言者の代表であるエレミヤの嘆きの言葉である。自国の敗北を預言せねばならない窮地にあってもヤハウエへの不信を表明しなかった。苦難の中で神への信頼を全うした。信仰は魂の拠り所を得ることである。聖書の神、三位一体の神への信頼である。父・子・聖霊の神がすべてを御旨に従って導いて下さるのである。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書21章1-14節  

LOSUNGEN『日々の聖句』

               2020年10月22日(木)       

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書8章14-17節

 

◆多くの病人をいやす

8:14 イエスはペトロの家に行き、そのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを御覧になった。 8:15 イエスがその手に触れられると、熱は去り、しゅうとめは起き上がってイエスをもてなした。 8:16 夕方になると、人々は悪霊に取りつかれた者を大勢連れて来た。イエスは言葉で悪霊を追い出し、病人を皆いやされた。 8:17 それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。「彼はわたしたちの患いを負い、/わたしたちの病を担った。」

 

◎今日の一言

イエスは自分の弟子だけでなくその家族をも愛された。ペテロのしゅうとめが熱を出して寝ていたところ悪霊を追い出し彼女をいやされた。それは預言者イザヤの言われた言葉を実現されるためであったと言う。イエスこそイザヤ書53章の「苦難の僕」であった。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書20章7-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

               2020年10月21日(水)      

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書13章10-17節

 

◆安息日に、腰の曲がった婦人をいやす

13:10 安息日に、イエスはある会堂で教えておられた。 13:11 そこに、十八年間も病の霊に取りつかれている女がいた。腰が曲がったまま、どうしても伸ばすことができなかった。 13:12 イエスはその女を見て呼び寄せ、「婦人よ、病気は治った」と言って、 13:13 その上に手を置かれた。女は、たちどころに腰がまっすぐになり、神を賛美した。 13:14 ところが会堂長は、イエスが安息日に病人をいやされたことに腹を立て、群衆に言った。「働くべき日は六日ある。その間に来て治してもらうがよい。安息日はいけない。」 13:15 しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たちよ、あなたたちはだれでも、安息日にも牛やろばを飼い葉桶から解いて、水を飲ませに引いて行くではないか。 13:16 この女はアブラハムの娘なのに、十八年もの間サタンに縛られていたのだ。安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったのか。」 13:17 こう言われると、反対者は皆恥じ入ったが、群衆はこぞって、イエスがなさった数々のすばらしい行いを見て喜んだ。

 

◎今日の一言

安息日の規定はユダヤ教徒にとって優先的に守らなければならない戒めである。しかしイエスはあえて救いを必要とする人々にその規定を破って神の業を行われた。私達は優先順位をわきまえて信仰生活を継続する事が求められる。放縦の生活は必ずいつか痛い目に遭う。しかし神の知恵に生きる人々には祝福の道が開かれる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書19章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年10月20日(火) 

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書5章12-16節

 

◆重い皮膚病を患っている人をいやす

5:12 イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。 5:13 イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。 5:14 イエスは厳しくお命じになった。「だれにも話してはいけない。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたとおりに清めの献げ物をし、人々に証明しなさい。」 5:15 しかし、イエスのうわさはますます広まったので、大勢の群衆が、教えを聞いたり病気をいやしていただいたりするために、集まって来た。 5:16 だが、イエスは人里離れた所に退いて祈っておられた。

 

◎今日の一言

かつて神学校入学後先輩と共に高松港沖にある大島青松園でひと夏を過ごした。海の清さ、空の青さと共に瀬戸内の海を楽しんだ。ハンセンの方々との交わりに感謝し、福音の喜びを共有した。しかし宇高連絡船の乗客にサザエのお土産を見せたら全く相手にされなかった。差別と偏見による溝の深さをしみじみ感じさせられた。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書18章1-12節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月19日(月)    

 

◎今日の聖句

 出エジプト記15章22-27節

 

◆マラの苦い水

15:22 モーセはイスラエルを、葦の海から旅立たせた。彼らはシュルの荒れ野に向かって、荒れ野を三日の間進んだが、水を得なかった。 15:23 マラに着いたが、そこの水は苦くて飲むことができなかった。こういうわけで、そこの名はマラ(苦い)と呼ばれた。 15:24 民はモーセに向かって、「何を飲んだらよいのか」と不平を言った。 15:25 モーセが主に向かって叫ぶと、主は彼に一本の木を示された。その木を水に投げ込むと、水は甘くなった。その所で主は彼に掟と法とを与えられ、またその所で彼を試みて、 15:26 言われた。「もしあなたが、あなたの神、主の声に必ず聞き従い、彼の目にかなう正しいことを行い、彼の命令に耳を傾け、すべての掟を守るならば、わたしがエジプト人に下した病をあなたには下さない。わたしはあなたをいやす主である。」15:27 彼らがエリムに着くと、そこには十二の泉があり、七十本のなつめやしが茂っていた。その泉のほとりに彼らは宿営した。

 

◎今日の一言

「マラ」はユダヤ人にとって神への不満を表明する出エジプトの苦い体験である。しかし神は彼らにエリムの泉を与え、ナツメヤシの茂る安息の場所を保証された。ナツメヤシはデーツともよばれ、中東の人々にとって今日でもカロリーの高い恵みの果実である。荒野の40年は苦難の中に神の導きの確かさを証しする恵みの体験であった。信仰者には信仰の確かさの保証として銘記すべき物語である。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書17章5-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月19日(月)    

 

◎今日の聖句

 出エジプト記15章22-27節

 

◆マラの苦い水

15:22 モーセはイスラエルを、葦の海から旅立たせた。彼らはシュルの荒れ野に向かって、荒れ野を三日の間進んだが、水を得なかった。 15:23 マラに着いたが、そこの水は苦くて飲むことができなかった。こういうわけで、そこの名はマラ(苦い)と呼ばれた。 15:24 民はモーセに向かって、「何を飲んだらよいのか」と不平を言った。 15:25 モーセが主に向かって叫ぶと、主は彼に一本の木を示された。その木を水に投げ込むと、水は甘くなった。その所で主は彼に掟と法とを与えられ、またその所で彼を試みて、 15:26 言われた。「もしあなたが、あなたの神、主の声に必ず聞き従い、彼の目にかなう正しいことを行い、彼の命令に耳を傾け、すべての掟を守るならば、わたしがエジプト人に下した病をあなたには下さない。わたしはあなたをいやす主である。」15:27 彼らがエリムに着くと、そこには十二の泉があり、七十本のなつめやしが茂っていた。その泉のほとりに彼らは宿営した。

 

◎今日の一言

「マラ」はユダヤ人にとって神への不満を表明する出エジプトの苦い体験である。しかし神は彼らにエリムの泉を与え、ナツメヤシの茂る安息の場所を保証された。ナツメヤシはデーツともよばれ、中東の人々にとって今日でもカロリーの高い恵みの果実である。荒野の40年は苦難の中に神の導きの確かさを証しする恵みの体験であった。信仰者にとっては信仰の確かさの保証として銘記すべき物語である。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書17章5-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年10月18日(日)

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書2章1-12節

 

◆中風の人をいやす

2:1 数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、 2:2 大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、 2:3 四人の男が中風の人を運んで来た。 2:4 しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。 2:5 イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。 2:6 ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。 2:7 「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒涜している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」 2:8 イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。 2:9 中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて、床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。 2:10 人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に言われた。 2:11 「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」 2:12 その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を賛美した。

 

◎今日の一言

ガリラヤ河畔の町カファルナウムでのイエスの癒しの物語である。四人の男が中風の人をイエスのいる家まで運んできたが大勢の群衆の為に中に入れなかった。そこで誰の提案かイエスのおられる辺りの屋根をはがして病人をつり降ろしたと言う。イエスは病人に「子よ、あなたの罪は赦される」と言ったが、そばにいた律法学者が神を冒瀆していると言ってイエスを批判した。イエスはそれを知って敢えて病人に「起き上がり、床を担いで帰りなさい」と言ったら、その通り彼は皆の前を出て言ったと言う。不思議な奇跡だが今日でも信仰者が集まるところに不思議な奇跡は起きる。私はそれを信じている。

 

☆通読聖書 : ヤコブ書5章13-16節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月17日(土)  

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書5章17-24節

 

◆律法について

5:17 「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。 5:18 はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。 5:19 だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。 5:20 言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」

 ◆腹を立ててはならない

 5:21 「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。 5:22 しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。 5:23 だから、あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、 5:24 その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。

 

◎今日の一言

イエスの「山上の説教」である。キリストの弟子となるための教えでもある。律法学者やファリサイ派の人々の義に優っていなければ天の国に入ることはできないと言われる。日本人に一番求められるのは高潔な倫理観である。聖書が語る教えに聞き従うことがその第一歩となる。明治期以来キリスト教教育を通じて世界的に活躍してきた人々も大勢いることを忘れてはならない。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書16章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年10月16日(金)  

 

◎今日の聖句

   ローマ書15章2-6節

 

15:2 おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。 15:3 キリストも御自分の満足はお求めになりませんでした。「あなたをそしる者のそしりが、わたしにふりかかった」と書いてあるとおりです。 15:4 かつて書かれた事柄は、すべてわたしたちを教え導くためのものです。それでわたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。 15:5 忍耐と慰めの源である神が、あなたがたに、キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせ、 15:6 心を合わせ声をそろえて、わたしたちの主イエス・キリストの神であり、父である方をたたえさせてくださいますように。

 

◎今日の一言

歴史を越えて福音的教会の伝統に生きる文化は決して破壊されることはない。聖書によって人間を教育する伝統があるからである。プロテスタントの良き伝統を日本に根付かせるために更なるキリスト教教育が求められる。福音的信仰は常に世界を切り開く力となっている。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書15章10-21節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月15日(木)  

 

◎今日の聖句

 ガラテヤ書5章13-18節

 

5:13 兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。 5:14 律法全体は、「隣人を自分のように愛しなさい」という一句によって全うされるからです。 5:15 だが、互いにかみ合い、共食いしているのなら、互いに滅ぼされないように注意しなさい。

 ◆霊の実と肉の業

5:16 わたしが言いたいのは、こういうことです。霊の導きに従って歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。 5:17 肉の望むところは、霊に反し、霊の望むところは、肉に反するからです。肉と霊とが対立し合っているので、あなたがたは、自分のしたいと思うことができないのです。 5:18 しかし、霊に導かれているなら、あなたがたは、律法の下にはいません。

 

◎今日の一言

キリストにある自由が最もと尊い自由である。個人的人権の保障としての自由は自己の肉的欲望のとりこから解放されることがなければ必ず悪の支配に身をゆだねる事となる。自由は神のもとにあって初めて価値あるものとなる。真の自由をはき違えてはならない。自由放任の結末は死である。しかし神にある自由は希望と喜びである。聖書的理解なしに自由は悲劇となる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書14章1-16節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年10月14日(水)

 

◎今日の聖句

雅歌8章4-7節

 

8:4 エルサレムのおとめたちよ、誓ってください/愛がそれを望むまでは/愛を呼びさまさないと。

 ◆合唱

8:5 荒れ野から上って来るおとめは誰か/恋人の腕に寄りかかって。

 ◆おとめの歌

8:5 りんごの木の下で/わたしはあなたを呼びさましましょう。あなたの母もここであなたをみごもりました。あなたを産んだ方も/ここであなたをみごもりました。 8:6 わたしを刻みつけてください/あなたの心に、印章として/あなたの腕に、印章として。

 ◆合唱

8:6 愛は死のように強く/熱情は陰府のように酷い。火花を散らして燃える炎。 8:7 大水も愛を消すことはできない/洪水もそれを押し流すことはできない。愛を支配しようと/財宝などを差し出す人があれば/その人は必ずさげすまれる。

 

◎今日の一言

雅歌は聖書にある青春の愛の歌である。『愛がそれを望むまでは愛を呼び覚まさない。』純粋な男女の愛を淫らな性的堕落と貶める環境は頽落文化の極みである。品性のない人間性を謳歌する文化は正しい宗教と倫理観の無さである。愛の純真さは人間性向上の不可欠な要素である。悪しき罪の誘惑に支配されてはならない。今やキリスト教聖職者に蔓延する性的堕落を糺さなければ福音の価値は誤解され続けることとなる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書13章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年10月13日(火)

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書3章31-35節

 

◆イエスの母、兄弟

3:31 イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。 3:32 大勢の人が、イエスの周りに座っていた。「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」と知らされると、 3:33 イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と答え、 3:34 周りに座っている人々を見回して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。 3:35 神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」

 

◎今日の一言

イエスは家族に冷たかったと言われるが間違いである。家族もイエスを神の子として受け入れていた。また人間的な目で家族を見ていない。イエスの言う通り、『神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母』なのである。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書12章1-6節

LOSUNGEN『日々の聖句』

         2020年10月12日(月)   

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書6章1-4節

 

◆施しをするときには

6:1 「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。 6:2 だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。 6:3 施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。 6:4 あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」

 

◎今日の一言

施しは神への奉仕である。それは人から褒められるために行うことではないと教える。神からの祝福の証しを分かち合うことなのである。この点ではイスラム教徒の方々が徹底していると言える。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書9章1-23節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年10月11日(日)  

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書10章17-27節

 

◆金持ちの男

10:17 イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」 10:18 イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。 10:19 『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」 10:20 すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。 10:21 イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」 10:22 その人はこの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。 10:23 イエスは弟子たちを見回して言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。」 10:24 弟子たちはこの言葉を聞いて驚いた。イエスは更に言葉を続けられた。「子たちよ、神の国に入るのは、なんと難しいことか。 10:25 金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 10:26 弟子たちはますます驚いて、「それでは、だれが救われるのだろうか」と互いに言った。 10:27 イエスは彼らを見つめて言われた。「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。」

 

◎今日の一言

イエスは富める人に「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」と語られた。しかしその人は悲しみながらイエスのもとを立ち去った。そして弟子達に金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」と言われた。厳しいようだが真実の言葉である。富は欲望の結晶である。それ故にたとい貧しい人にでも愛ある振る舞いは絶対にしない。しかしキリストの言葉に聞き従う人は良き業に励み、天に宝を積む。貧者の一灯と同じく覚えておきたい言葉である。

 

☆通読聖書 : エフェソ書5章15-20節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年10月10日(土) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書14章22-33節

 

◆湖の上を歩く

14:22 それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。 14:23 群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。 14:24 ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。 14:25 夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。 14:26 弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。 14:27 イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」 14:28 すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」 14:29 イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。 14:30 しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。 14:31 イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。 14:32 そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。 14:33 舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。

 

◎今日の一言

ガリラヤ河畔での湖上を渡るイエス・キリストの奇跡物語である。弟子のペトロはイエスの姿を認め数歩湖の上を歩いたと言う。然し強い風に気付いて怖くなり、沈みかけてイエスに救いを求めた。これは比喩的な話である。湖は社会の荒波である。イエスは神の人としてこの荒波を乗り切る唯一の手立ては神への信仰であると教える。どんなに安全な渡航道具を揃えても信仰がなければ沈むと言う。技術、知恵、経験があっても初めて経験するコロナ禍の時代を正しく生き抜く為にはメシアなるキリストが必要とされる。キリストがおられる船は教会である。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書7章16-28節

LOSUNGEN『日々の聖句』

           2020年10月9日(金)     

 

◎今日の聖句

 ヘブライ書12章1-3節

 

◆主による鍛錬

12:1 こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、 12:2 信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。このイエスは、御自身の前にある喜びを捨て、恥をもいとわないで十字架の死を耐え忍び、神の玉座の右にお座りになったのです。 12:3 あなたがたが、気力を失い疲れ果ててしまわないように、御自分に対する罪人たちのこのような反抗を忍耐された方のことを、よく考えなさい。

 

◎今日の一言

キリスト者は「信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら」生きる者である。誰でも人生の教導者であり尊敬できる恩師を持つ人は師を手本として生きることができる。しかし最高の手本はイエス・キリストである。キリストに倣って生きる者は最高の人生を歩むことができる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書7章1-15節

LOSUNGEN『日々の聖句』

        2020年10月8日(木)    

 

◎今日の聖句

 使徒言行録5章34-42節

 

5:34 ところが、民衆全体から尊敬されている律法の教師で、ファリサイ派に属するガマリエルという人が、議場に立って、使徒たちをしばらく外に出すように命じ、 5:35 それから、議員たちにこう言った。「イスラエルの人たち、あの者たちの取り扱いは慎重にしなさい。 5:36 以前にもテウダが、自分を何か偉い者のように言って立ち上がり、その数四百人くらいの男が彼に従ったことがあった。彼は殺され、従っていた者は皆散らされて、跡形もなくなった。 5:37 その後、住民登録の時、ガリラヤのユダが立ち上がり、民衆を率いて反乱を起こしたが、彼も滅び、つき従った者も皆、ちりぢりにさせられた。 5:38 そこで今、申し上げたい。あの者たちから手を引きなさい。ほうっておくがよい。あの計画や行動が人間から出たものなら、自滅するだろうし、 5:39 神から出たものであれば、彼らを滅ぼすことはできない。もしかしたら、諸君は神に逆らう者となるかもしれないのだ。」一同はこの意見に従い、 5:40 使徒たちを呼び入れて鞭で打ち、イエスの名によって話してはならないと命じたうえ、釈放した。 5:41 それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、 5:42 毎日、神殿の境内や家々で絶えず教え、メシア・イエスについて福音を告げ知らせていた。

 

◎今日の一言

律法学者の著名なガマリエルがユダヤの民衆に語った言葉は今日も生きている。彼はキリスト教徒の活動に対して「あの計画や行動が人間から出たものなら、自滅するだろうし、神から出たものであれば、彼らを滅ぼすことはできない。もしかしたら、諸君は神に逆らう者となるかもしれないのだ。」と語った。福音の力は歴史的常識をくつがえす。しかし信仰がなければすべてあえなく消滅する。世界を混乱に陥れるコミュニストの活動は華々しく見えてもまもなく消滅する。しかし福音的信仰は教会と共に生きる。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書6章9-21節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年10月7日(水)

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書7章1-10節

 

◆百人隊長の僕をいやす

7:1 イエスは、民衆にこれらの言葉をすべて話し終えてから、カファルナウムに入られた。 7:2 ところで、ある百人隊長に重んじられている部下が、病気で死にかかっていた。 7:3 イエスのことを聞いた百人隊長は、ユダヤ人の長老たちを使いにやって、部下を助けに来てくださるように頼んだ。 7:4 長老たちはイエスのもとに来て、熱心に願った。「あの方は、そうしていただくのにふさわしい人です。 7:5 わたしたちユダヤ人を愛して、自ら会堂を建ててくれたのです。」 7:6 そこで、イエスは一緒に出かけられた。ところが、その家からほど遠からぬ所まで来たとき、百人隊長は友達を使いにやって言わせた。「主よ、御足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。 7:7 ですから、わたしの方からお伺いするのさえふさわしくないと思いました。ひと言おっしゃってください。そして、わたしの僕をいやしてください。 7:8 わたしも権威の下に置かれている者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 7:9 イエスはこれを聞いて感心し、従っていた群衆の方を振り向いて言われた。「言っておくが、イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。」 7:10 使いに行った人たちが家に帰ってみると、その部下は元気になっていた。

 

◎今日の一言

不思議な出来事であるがローマ帝国の立派な百人隊長の権威に生きる誠実さを認めてイエスはその部下の病気をいやされたと言う。信じて生きる事が未来を拓く証しである。ローマ帝国の支配下でキリスト教徒は多くの迫害を受けたが、敵対者の中でも福音に目覚め、イエスを受容れた人々によって神の教えが浸透していった。奇跡は神ご自身が起こされる救いの出来事である。私はその力を信じている。激動の時代ではあるが、福音が勝利する日を楽しみにしている。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書3章21-4章4節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年10月6日(火)

 

◎今日の聖句

 ヤコブ書1章1-13節

 

 ◆挨拶

1:1 神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。

 ◆信仰と知恵

1:2 わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい

1:3 信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。 1:4 あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。 1:5 あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。 1:6 いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。 1:7 そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。 1:8 心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。

 ◆貧しい者と富んでいる者

1:9 貧しい兄弟は、自分が高められることを誇りに思いなさい。 1:10 また、富んでいる者は、自分が低くされることを誇りに思いなさい。富んでいる者は草花のように滅び去るからです。 1:11 日が昇り熱風が吹きつけると、草は枯れ、花は散り、その美しさは失せてしまいます。同じように、富んでいる者も、人生の半ばで消えうせるのです。

 ◆試練と誘惑

1:12 試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。 1:13 誘惑に遭うとき、だれも、「神に誘惑されている」と言ってはなりません。神は、悪の誘惑を受けるような方ではなく、また、御自分でも人を誘惑したりなさらないからです。

 

◎今日の一言

 

キリスト教信仰は聖書の言葉によって正しく導かれるのです。聖書か神の戒めを語る心の鏡となります。人は試練に出会った時だけ神を求める。しかしキリスト者は心柱としての神に支点をおいて試練を乗り切ります。心に聖水を持つことによりあらゆる試練にも耐える力が与えられるのです。聖書は真実を照らし出す心の鏡なのです。毎日み言葉に学ぶことによって正しく、強くされるのです。しかもみ言葉は社会人として活動しだした時に大きな支えとなり、神のパワーを与えてくれます。どうもトランプ陣営にはその力が優っているようです。悪しき罪の誘惑に負けてはいけません。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書2章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年10月5日(月)  

 

◎今日の聖句

ヘブライ書11章1-10節

 

◆信仰

11:1 信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。 11:2 昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。 11:3 信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。 11:4 信仰によって、アベルはカインより優れたいけにえを神に献げ、その信仰によって、正しい者であると証明されました。神が彼の献げ物を認められたからです。アベルは死にましたが、信仰によってまだ語っています。 11:5 信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。神が彼を移されたので、見えなくなったのです。移される前に、神に喜ばれていたことが証明されていたからです。 11:6 信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです。 11:7 信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。 11:8 信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。 11:9 信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に住み、同じ約束されたものを共に受け継ぐ者であるイサク、ヤコブと一緒に幕屋に住みました。 11:10 アブラハムは、神が設計者であり建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです。 11:11 信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。

 

◎今日の一言

有名な信仰についての教えです。『信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。』 通常、見えない事実を確認する事はできない。しかし信仰とはそう言うものだ。いわば「人生最大の掛け」を行う事である。しかしそれはまず信じて初めることである。例えば幼子がその母親を信じて独り歩きするようなものだ。その行為はただ母親を信じる事から起きる。もちろん様々な危険に遭遇するが、母親はわが子のすべてを見守っている。信じているがゆえに幼子は一人で母親より先に歩く。それがさまざまな不安を払しょくして幼子を活動させる事となる。聖書が語る信仰もまず神を信じる事から始まる。やがて聖書の学びを通じて勇気と確信を経て人生を終える。私は今老人の域に入ったが、その信仰は間違ってはいなかったと感謝している。

 

☆通読聖書 : エレミヤ書1章1-19節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年10月4日(日) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書15章21-28節

 

◆カナンの女の信仰

15:21 イエスはそこをたち、ティルスとシドンの地方に行かれた。 15:22 すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。 15:23 しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄って来て願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」 15:24 イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。 15:25 しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうかお助けください」と言った。 15:26 イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、 15:27 女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」 15:28 そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

 

◎今日の一言

弟子達に相手にされなかったカナンの女の願いをイエスは立派な信仰を持つ人として褒められた。娘の癒しのためにこの婦人も必死であったに違いない。イエスはまず子供達(イスラエルの失われた人々)にパンを与えるべきで、子犬は後からだと言われた言葉に対して、この女は「主よ、ごもっともです。しかし子犬も主人の食卓から落ちるパンくずは頂くのです。」と答えたと言う。実に謙遜な、同時に立派な答えをイエスは義とされた。

 

☆通読聖書 : ローマ書10章9-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月3日(土)   

 

◎今日の聖句

  使徒言行録12章1-11節

 

◆ヤコブの殺害とペトロの投獄

12:1 そのころ、ヘロデ王は教会のある人々に迫害の手を伸ばし、 12:2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。 12:3 そして、それがユダヤ人に喜ばれるのを見て、更にペトロをも捕らえようとした。それは、除酵祭の時期であった。 12:4 ヘロデはペトロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。過越祭の後で民衆の前に引き出すつもりであった。 12:5 こうして、ペトロは牢に入れられていた。教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。

 ◆ペトロ、牢から救い出される

  12:6 ヘロデがペトロを引き出そうとしていた日の前夜、ペトロは二本の鎖でつながれ、二人の兵士の間で眠っていた。番兵たちは戸口で牢を見張っていた。 12:7 すると、主の天使がそばに立ち、光が牢の中を照らした。天使はペトロのわき腹をつついて起こし、「急いで起き上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。 12:8 天使が、「帯を締め、履物を履きなさい」と言ったので、ペトロはそのとおりにした。また天使は、「上着を着て、ついて来なさい」と言った。 12:9 それで、ペトロは外に出てついて行ったが、天使のしていることが現実のこととは思われなかった。幻を見ているのだと思った。 12:10 第一、第二の衛兵所を過ぎ、町に通じる鉄の門の所まで来ると、門がひとりでに開いたので、そこを出て、ある通りを進んで行くと、急に天使は離れ去った。 12:11 ペトロは我に返って言った。「今、初めて本当のことが分かった。主が天使を遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、わたしを救い出してくださったのだ。」

 

◎今日の一言

 

投獄されていたイエスの弟子ペトロを救出したのは天使であったと言う。命を懸けて福音宣教に邁進する者には必ず見えない力が働く。ペトロは「今、初めて本当のことが分かった。主が天使を遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、わたしを救い出してくださったのだ。」 と悟ったと言う。聖書を信じて主の業を生きる者には同じ救いの御手が差し伸べられる。コロナ禍の中にも神の御手が働いていることを感謝したい。道は必ず開かれると言うのが聖書の信仰である。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書13章1-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

      2020年10月2日(金)  

 

◎今日の聖句

 使徒言行録27章16-25節

 

27:16 やがて、カウダという小島の陰に来たので、やっとのことで小舟をしっかりと引き寄せることができた。 27:17 小舟を船に引き上げてから、船体には綱を巻きつけ、シルティスの浅瀬に乗り上げるのを恐れて海錨を降ろし、流されるにまかせた。 27:18 しかし、ひどい暴風に悩まされたので、翌日には人々は積み荷を海に捨て始め、 27:19 三日目には自分たちの手で船具を投げ捨ててしまった。 27:20 幾日もの間、太陽も星も見えず、暴風が激しく吹きすさぶので、ついに助かる望みは全く消えうせようとしていた。 27:21 人々は長い間、食事をとっていなかった。そのとき、パウロは彼らの中に立って言った。「皆さん、わたしの言ったとおりに、クレタ島から船出していなければ、こんな危険や損失を避けられたにちがいありません。 27:22 しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はないのです。 27:23 わたしが仕え、礼拝している神からの天使が昨夜わたしのそばに立って、 27:24 こう言われました。『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ。』 27:25 ですから、皆さん、元気を出しなさい。わたしは神を信じています。わたしに告げられたことは、そのとおりになります。

 

◎今日の一言

パウロがローマへ護送される途中クレタ島を出た後数日間暴風に晒され、船が難破し掛け、助かる望みが失せた中で神かけて乗船者一同に向かって語った言葉が記される。「元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はない。」と勇気付けた。そして。『パウロ、恐れるな。あなたは皇帝の前に出頭しなければならない。神は、一緒に航海しているすべての者を、あなたに任せてくださったのだ。』 との言葉を聞いて励ましたと言う。神の言葉は起死回生の言葉として絶望のただ中で発せられる。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書12章11-21節  

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年10月1日(木) 

 

◎今日の聖句

 出エジプト記23章20-25節

 

◆違反に対する警告

23:20 見よ、わたしはあなたの前に使いを遣わして、あなたを道で守らせ、わたしの備えた場所に導かせる。 23:21 あなたは彼に心を留め、その声に聞き従い、彼に逆らってはならない。彼はあなたたちの背きを赦さないであろう。彼はわたしの名を帯びているからである。 23:22 しかし、もしあなたが彼の声に聞き従い、わたしの語ることをすべて行うならば、わたしはあなたの敵に敵対し、仇に仇を報いる。 23:23 わたしの使いがあなたの前を行き、あなたをアモリ人、ヘト人、ペリジ人、カナン人、ヒビ人、エブス人のところに導くとき、わたしは彼らを絶やす。 23:24 あなたは彼らの神々にひれ伏し仕えてはならない。そのならわしを行ってはならない。あなたは彼らを滅ぼし、その石柱を打ち砕かねばならない。 23:25 あなたたちは、あなたたちの神、主に仕えねばならない。主はあなたのパンと水を祝福するであろう。わたしはあなたの中から病を取り除く。

 

◎今日の一言

モーセに語られた十戒に継ぐ律法の規定であるが、主はモーセの前に使いを遣わして約束の地に向かわせると言う。そして『あなたは彼に心を留め、その声に聴き従い、彼に逆らってはならない。』と言われた。キリスト者にとっては十字架の主、イエス・キリストである。福音に従う限り、信仰者の道は祝福される。現実の困難を克服する道は正義と公平を求めて主と共に生きる事である。祝福の日が必ず訪れる。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書12章1-10節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年9月30日(水)     

 

◎今日の聖句

 創世記16章6-14節

 

16:6 アブラムはサライに答えた。「あなたの女奴隷はあなたのものだ。好きなようにするがいい。」サライは彼女につらく当たったので、彼女はサライのもとから逃げた。 16:7 主の御使いが荒れ野の泉のほとり、シュル街道に沿う泉のほとりで彼女と出会って、 16:8 言った。「サライの女奴隷ハガルよ。あなたはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。」「女主人サライのもとから逃げているところです」と答えると、 16:9 主の御使いは言った。「女主人のもとに帰り、従順に仕えなさい。」 16:10 主の御使いは更に言った。「わたしは、あなたの子孫を数えきれないほど多く増やす。」 16:11 主の御使いはまた言った。「今、あなたは身ごもっている。やがてあなたは男の子を産む。その子をイシュマエルと名付けなさい/主があなたの悩みをお聞きになられたから。 16:12 彼は野生のろばのような人になる。彼があらゆる人にこぶしを振りかざすので/人々は皆、彼にこぶしを振るう。彼は兄弟すべてに敵対して暮らす。」 16:13 ハガルは自分に語りかけた主の御名を呼んで、「あなたこそエル・ロイ(わたしを顧みられる神)です」と言った。それは、彼女が、「神がわたしを顧みられた後もなお、わたしはここで見続けていたではないか」と言ったからである。 16:14 そこで、その井戸は、ベエル・ラハイ・ロイと呼ばれるようになった。それはカデシュとベレドの間にある。

 

◎今日の一言

旧約の祖アブラハムと妻サラとの間には長く子が無かった。そこでサラはアブラハムに自分たちの女奴隷ハガルによって子を得ようと進言する。しかし実際サラはハガルに子が生まれると彼女に嫉妬し、ハガルとその子を追い出すようアブラハムに要求する。アブラハムはその言葉に従って彼らに家を出るよう伝えたと言う。この個所からやがてその子イシュマエルからイスラムが生まれ、その後生れたアブラハムの子イサクからユダヤ教が生まれたと言われる。アラブとイスラエルのルーツがここにある。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書11章16-33節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年9月29日(火)   

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書10章17-20節

 

◆七十二人、帰って来る

10:17 七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」 10:18 イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。 10:19 蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない。 10:20 しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」

 

◎今日の一言

洗礼を受け、信仰をもってイエスの弟子となったものには神の祝福が得られる。しかし最も大きな喜びはこの言葉にあると教える。「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」天国には既に受洗者の名が登録されているのである。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書11章1-15節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年9月28日(月) 

 

◎今日の聖句

 ローマ書6章18-23節

 

6:18 罪から解放され、義に仕えるようになりました。 6:19 あなたがたの肉の弱さを考慮して、分かりやすく説明しているのです。かつて自分の五体を汚れと不法の奴隷として、不法の中に生きていたように、今これを義の奴隷として献げて、聖なる生活を送りなさい。 6:20 あなたがたは、罪の奴隷であったときは、義に対しては自由の身でした。 6:21 では、そのころ、どんな実りがありましたか。あなたがたが今では恥ずかしいと思うものです。それらの行き着くところは、死にほかならない。 6:22 あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。 6:23 罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。

 

◎今日の一言

「罪の支払う報酬は死である。」 厳しい言葉であるが真実である。神を知らざる人々の行く末は絶望的死である。しかし神の義に生きる人々には永遠の命が約束される。この違いは大きい。まことの神を探求する事が人間の究極的問いとなる。キリスト者はその答えをイエス・キリストの贖罪に見い出している。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書10章12-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月27日(日)

 

◎今日の聖句

 ヨハネ福音書11章38-45節

 

◆イエス、ラザロを生き返らせる

11:38 イエスは、再び心に憤りを覚えて、墓に来られた。墓は洞穴で、石でふさがれていた。 11:39 イエスが、「その石を取りのけなさい」と言われると、死んだラザロの姉妹マルタが、「主よ、四日もたっていますから、もうにおいます」と言った。 11:40 イエスは、「もし信じるなら、神の栄光が見られると、言っておいたではないか」と言われた。 11:41 人々が石を取りのけると、イエスは天を仰いで言われた。「父よ、わたしの願いを聞き入れてくださって感謝します。 11:42 わたしの願いをいつも聞いてくださることを、わたしは知っています。しかし、わたしがこう言うのは、周りにいる群衆のためです。あなたがわたしをお遣わしになったことを、彼らに信じさせるためです。」 11:43 こう言ってから、「ラザロ、出て来なさい」と大声で叫ばれた。 11:44 すると、死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た。顔は覆いで包まれていた。イエスは人々に、「ほどいてやって、行かせなさい」と言われた。

◆イエスを殺す計画

 11:45 マリアのところに来て、イエスのなさったことを目撃したユダヤ人の多くは、イエスを信じた。

 

◎今日の一言

「死人の甦り」は理解不可能な奇跡物語である。しかし神の子イエス・キリストの働きに不可能はない。私達はその事実を見てはいないが、確かに聖書にはラザロが蘇えったことが記されている。パリの中心部に聖ラザロ(サン・ラザール)の駅がある。オペラ座近くでいつもラザロの復活の出来事を創造する。死んでいたラザロがキリストの「ラザロ、出て来なさい」との言葉に答えて本当の命を得たのであろう。パリの人々は皆この事実を知っていてラザロの名を普通に使っている。復活の力に触れると不思議な力が湧いてくる。

 

☆通読聖書 : Ⅱテモテ書1章7-10節

LOSUNGEN『日々の聖句』

2020年9月26日(土)

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書12章41-44節

 

◆やもめの献金

12:41 イエスは賽銭箱の向かいに座って、群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた。大勢の金持ちがたくさん入れていた。 12:42 ところが、一人の貧しいやもめが来て、レプトン銅貨二枚、すなわち一クァドランスを入れた。 12:43 イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。 12:44 皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から自分の持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである。」

 

◎今日の一言

貧しいやもめの献金こそ神が受け入れられるものであると言う。今日で云えば200円か300円か、その日の食事代である。金持ちは見栄があってそのわずかな金さえ献金しない。今教会は貧者の一灯を必要としている。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書10章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年9月25日(金)    

 

◎今日の聖句

 Ⅰコリント書7章17-24節

 

◆主が定めた生き方

 7:17 おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。これは、すべての教会でわたしが命じていることです。 7:18 割礼を受けている者が召されたのなら、割礼の跡を無くそうとしてはいけません。割礼を受けていない者が召されたのなら、割礼を受けようとしてはいけません。 7:19 割礼の有無は問題ではなく、大切なのは神の掟を守ることです。 7:20 おのおの召されたときの身分にとどまっていなさい。 7:21 召されたときに奴隷であった人も、そのことを気にしてはいけません。自由の身になることができるとしても、むしろそのままでいなさい。 7:22 というのは、主によって召された奴隷は、主によって自由の身にされた者だからです。同様に、主によって召された自由な身分の者は、キリストの奴隷なのです。7:23 あなたがたは、身代金を払って買い取られたのです。人の奴隷となってはいけません。 7:24 兄弟たち、おのおの召されたときの身分のまま、神の前にとどまっていなさい。

 

◎今日の一言

キリスト教は封建制の中で誕生した。市民的自由はなかったが信仰的自由を確保していた。それぞれ身分制度を越えて愛の共同体形成を目指した。4世紀のローマ帝国のキリスト教化以来国家と教会の問題から宗教改革を経て民主化に至り、市民的自由を得る。その間にもキリスト者はキリストの奴隷として信仰を保持し、社会的身分を越えて神の国形成のために努めている。これは壮大な神の国歴史計画である。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書9章10-15節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年9月24日(木)  

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書10章38-42節

 

◆マルタとマリア

 10:38 一行が歩いて行くうち、イエスはある村にお入りになった。すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。 10:39 彼女にはマリアという姉妹がいた。マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。 10:40 マルタは、いろいろのもてなしのためせわしく立ち働いていたが、そばに近寄って言った。「主よ、わたしの姉妹はわたしだけにもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください。」 10:41 主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。 10:42 しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」

 

 

◎今日の一言

マルタとマリアの有名な話である。キリスト者はこの記事から人生のプライオリティーを学ぶ。①聖書に学ぶ。②なすべき責任を果たす。③隣人を愛し、客人をもてなす。④自己の使命感を果たす。優れたキリスト者の家庭は聖書による家訓を持つ。日本人キリスト者に欠けているところである。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書9章1-9節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年9月23日(水) 

 

◎今日の聖句

  コヘレト書4章4-12節

 

4:4 人間が才知を尽くして労苦するのは、仲間に対して競争心を燃やしているからだということも分かった。これまた空しく、風を追うようなことだ。 4:5 愚か者は手をつかねてその身を食いつぶす。 4:6 片手を満たして、憩いを得るのは/両手を満たして、なお労苦するよりも良い。それは風を追うようなことだ。 4:7 わたしは改めて/太陽の下に空しいことがあるのを見た。 4:8 ひとりの男があった。友も息子も兄弟もない。際限もなく労苦し、彼の目は富に飽くことがない。「自分の魂に快いものを欠いてまで/誰のために労苦するのか」と思いもしない。これまた空しく、不幸なことだ。 4:9 ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。 4:10 倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。 4:11 更に、ふたりで寝れば暖かいが/ひとりでどうして暖まれようか。 4:12 ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は切れにくい。

 

◎今日の一言

『三つよりの糸は切れにくい。ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。更に、ふたりで寝れば暖かいが/ひとりでどうして暖まれようか。ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。』 大切な教えだ。聖書にはユダヤ五千年の知恵が詰まっている。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書8章10-24節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年9月22日(火) 

 

◎今日の聖句

 Ⅰテモテ書6章3-11節

 

6:3 異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない者がいれば、 6:4 その者は高慢で、何も分からず、議論や口論に病みつきになっています。そこから、ねたみ、争い、中傷、邪推、 6:5 絶え間ない言い争いが生じるのです。これらは、精神が腐り、真理に背を向け、信心を利得の道と考える者の間で起こるものです。 6:6 もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。 6:7 なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。 6:8 食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。 6:9 金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。 6:10 金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。

 ◆信仰の戦い

 6:11 しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。

 

◎今日の一言

パウロは若き愛弟子に教えています。『金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。』 人は歳を得なければこの教えの意味を悟らない。しかし若いうちからキリストの愛に学ぶ者は躓くことがない。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書8章1-9節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年9月21日(月) 

 

◎今日の聖句

  フィリピ書4章8-14節

 

4:8 終わりに、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や称賛に値することがあれば、それを心に留めなさい。 4:9 わたしから学んだこと、受けたこと、わたしについて聞いたこと、見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神はあなたがたと共におられます。

 ◆贈り物への感謝

 4:10 さて、あなたがたがわたしへの心遣いを、ついにまた表してくれたことを、わたしは主において非常に喜びました。今までは思いはあっても、それを表す機会がなかったのでしょう。 4:11 物欲しさにこう言っているのではありません。わたしは、自分の置かれた境遇に満足することを習い覚えたのです。 4:12 貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。 4:13 わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。 4:14 それにしても、あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました。

 

◎今日の一言

パウロを支えた初代教会の様子を知ることができる。彼らの信仰による献身的交わりが教会成長の礎となった。コロナ禍で厳しい現代においても相互に助け合いつつ教会形成が続けられている。感謝である。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書7章5-16節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月20日(日)

 

◎今日の聖句

  マタイ福音書6章25‐34節

 

◆思い悩むな

 6:25 「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。 6:26 空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。 6:27 あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。 6:28 なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。 6:29 しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。 6:30 今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。 6:31 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。 6:32 それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。 6:33 何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。 6:34 だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

 

◎今日の一言

イエスが教えた有名な山上の説教である。『命は食べ物に優る。体は衣服に優る。思い悩むことはその日だけで充分である。空の鳥を見よ。人は鳥よりも価値あるものである。野の花がどのように育つかを見よ。働きもせず、紡ぎもしない。しかし神は野の草でさえそのように装って下さる。栄華を極めたソロモンでさえこの花の一つほどにも着飾っていなかった。何よりもまず神の国と神の義を求めよ。そうすればこれらの者はすべて添えて与えられる。』と言う。素晴らしい教えである。

 

☆通読聖書 : Ⅰペトロ書5章5-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年9月19日(土)  

 

◎今日の聖句

 Ⅱテサロニケ書2章13-17節

 

◆救いに選ばれた者の生き方

2:13 しかし、主に愛されている兄弟たち、あなたがたのことについて、わたしたちはいつも神に感謝せずにはいられません。なぜなら、あなたがたを聖なる者とする“霊”の力と、真理に対するあなたがたの信仰とによって、神はあなたがたを、救われるべき者の初穂としてお選びになったからです。 2:14 神は、このことのために、すなわち、わたしたちの主イエス・キリストの栄光にあずからせるために、わたしたちの福音を通して、あなたがたを招かれたのです。 2:15 ですから、兄弟たち、しっかり立って、わたしたちが説教や手紙で伝えた教えを固く守り続けなさい。 2:16 わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、わたしたちを愛して、永遠の慰めと確かな希望とを恵みによって与えてくださる、わたしたちの父である神が、 2:17 どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように。

 

◎今日の一言

キリスト者は救われるべき者の初穂であると教える。それ故に福音によりしっかり立ち、教会で教えられた教えを固く守りなさいと言う。コロナ禍の中、今一度信仰を振り返り、神に選ばれた僕として固く立つ事が求められている。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書6章11-7章4節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月18日(金) 

 

◎今日の聖句

 ヨハネ福音書13章31-35節

 

◆新しい掟

13:31 さて、ユダが出て行くと、イエスは言われた。「今や、人の子は栄光を受けた。神も人の子によって栄光をお受けになった。 13:32 神が人の子によって栄光をお受けになったのであれば、神も御自身によって人の子に栄光をお与えになる。しかも、すぐにお与えになる。 13:33 子たちよ、いましばらく、わたしはあなたがたと共にいる。あなたがたはわたしを捜すだろう。『わたしが行く所にあなたたちは来ることができない』とユダヤ人たちに言ったように、今、あなたがたにも同じことを言っておく。 13:34 あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。 13:35 互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」

 

◎今日の一言

イエスの教えは一言で言えば『互いに愛し合いなさい。』と言う言葉に尽きる。この愛はアガペー(自己犠牲の愛・十字架の愛・隣人愛)である。この愛はキリストを知ることによって体得される神の愛である。ヒューマニズムを越えたところに存在する最高の愛である。この愛を知るところに平和が実現する。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書6章1-10節

LOSUNGEN『日々の聖句』

   2020年9月17日(木)  

 

◎今日の聖句

 歴代誌上29章9-18節

 

29:9 民は彼らが自ら進んでささげたことを喜んだ。彼らが全き心をもって自ら進んで主にささげたからである。ダビデ王も大いに喜んだ。

 ◆ダビデの祈り

29:10 ダビデは全会衆の前で主をたたえて言った。「わたしたちの父祖イスラエルの神、主よ、あなたは世々とこしえにほめたたえられますように。 29:11 偉大さ、力、光輝、威光、栄光は、主よ、あなたのもの。まことに天と地にあるすべてのものはあなたのもの。主よ、国もあなたのもの。あなたはすべてのものの上に頭として高く立っておられる。 29:12 富と栄光は御前にあり、あなたは万物を支配しておられる。勢いと力は御手の中にあり、またその御手をもっていかなるものでも大いなる者、力ある者となさることができる。 29:13 わたしたちの神よ、今こそわたしたちはあなたに感謝し、輝かしい御名を賛美します。 29:14 このような寄進ができるとしても、わたしなど果たして何者でしょう、わたしの民など何者でしょう。すべてはあなたからいただいたもの、わたしたちは御手から受け取って、差し出したにすぎません。 29:15 わたしたちは、わたしたちの先祖が皆そうであったように、あなたの御前では寄留民にすぎず、移住者にすぎません。この地上におけるわたしたちの人生は影のようなもので、希望はありません。 29:16 わたしたちの神、主よ、わたしたちがあなたの聖なる御名のために神殿を築こうとして準備したこの大量のものは、すべて御手によるもの、すべてはあなたのものです。 29:17 わたしの神よ、わたしはあなたが人の心を調べ、正しいものを喜ばれることを知っています。わたしは正しい心をもってこのすべてのものを寄進いたしました。また今、ここにいるあなたの民が寄進するのを、わたしは喜びながら見ました。 29:18 わたしたちの先祖アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ、これをあなたの民の心の思い計ることとしてとこしえに御心に留め、民の心を確かにあなたに向かうものとしてください。

 

◎今日の一言

BC1000年、イスラエル統一国家の王として即位したダビデはエルサレム神殿を建て国民に寄進を募った。その自主的行為に感謝し次のように祈った。『主よ、国もあなたのもの。あなたはすべてのものの上に頭として高く立っておられる。富と栄光は御前にあり、あなたは万物を支配しておられる。勢いと力は御手の中にあり、またその御手をもっていかなるものでも大いなる者、力ある者となさることができる。』神とともに国造りに励む偉大な指導者の祈りの言葉は長く歴史にその足跡を残し、今日においてもその信仰と信念がユダヤ・キリスト教国の指導者達に引き継がれている。イスラエルUAE バーレーンとの平和が維持されるよう祈りたい。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書5章11-21節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月16(水) 

 

◎今日の聖句

 フィレモン書1-16節

 

◆挨拶

 1:1 キリスト・イエスの囚人パウロと兄弟テモテから、わたしたちの愛する協力者フィレモン、 1:2 姉妹アフィア、わたしたちの戦友アルキポ、ならびにあなたの家にある教会へ。 1:3 わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

 ◆フィレモンの愛と信仰

 1:4 わたしは、祈りの度に、あなたのことを思い起こして、いつもわたしの神に感謝しています。 1:5 というのは、主イエスに対するあなたの信仰と、聖なる者たち一同に対するあなたの愛とについて聞いているからです。 1:6 わたしたちの間でキリストのためになされているすべての善いことを、あなたが知り、あなたの信仰の交わりが活発になるようにと祈っています。 1:7 兄弟よ、わたしはあなたの愛から大きな喜びと慰めを得ました。聖なる者たちの心があなたのお陰で元気づけられたからです。

 ◆パウロ、オネシモのために執り成す

 1:8 それで、わたしは、あなたのなすべきことを、キリストの名によって遠慮なく命じてもよいのですが、 1:9 むしろ愛に訴えてお願いします、年老いて、今はまた、キリスト・イエスの囚人となっている、このパウロが。 1:10 監禁中にもうけたわたしの子オネシモのことで、頼みがあるのです。 1:11 彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにもわたしにも役立つ者となっています。 1:12 わたしの心であるオネシモを、あなたのもとに送り帰します。 1:13 本当は、わたしのもとに引き止めて、福音のゆえに監禁されている間、あなたの代わりに仕えてもらってもよいと思ったのですが、 1:14 あなたの承諾なしには何もしたくありません。それは、あなたのせっかくの善い行いが、強いられたかたちでなく、自発的になされるようにと思うからです。 1:15 恐らく彼がしばらくあなたのもとから引き離されていたのは、あなたが彼をいつまでも自分のもとに置くためであったかもしれません。 1:16 その場合、もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、つまり愛する兄弟としてです。オネシモは特にわたしにとってそうですが、あなたにとってはなおさらのこと、一人の人間としても、主を信じる者としても、愛する兄弟であるはずです。

 

◎今日の一言

使徒パウロは獄中にあってなお年老いているにも拘らず、かつて奴隷であったオネシモを一人のキリスト者として愛する弟子の一人であるフィレモンにその身をゆだねることを手紙で依頼した。信仰の交わりがさらに深められ、オネシモの働きが家の教会の発展に役立つことを常に祈っていると言う。フィレモンとの篤い信仰の交わりと信頼が初代教会の発展の証しと力になったことを覚えたい。今日においても教会の働きは同じである。歴史の浅い日本の教会が更に発展する為には福音に即した個々人の熱い情熱と信仰的交わりが求められている。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書5章1-10節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月15日(火)

 

◎今日の聖句

 ガラテヤ書5章22-26節

 

5:22 これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、 5:23 柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。 5:24 キリスト・イエスのものとなった人たちは、肉を欲情や欲望もろとも十字架につけてしまったのです。 5:25 わたしたちは、霊の導きに従って生きているなら、霊の導きに従ってまた前進しましょう。 5:26 うぬぼれて、互いに挑み合ったり、ねたみ合ったりするのはやめましょう。

 

◎今日の一言

キリストの福音に生きる者は常に最高の徳を兼ね備えて生きる。キリストの霊は常に奇跡を生み出す。世界はその力によって悪の勢力に打ち勝つ。今年のクリスマスには世界の大勢が決まると思われる。

 

☆通読聖書  : Ⅱコリント書4章7-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年9月14日(月)

 

◎今日の聖句

 申命記26章1-11節

 

◆信仰の告白

 26:1 あなたの神、主が嗣業の土地として得させるために与えられる土地にあなたが入り、そこに住むときには、 26:2 あなたの神、主が与えられる土地から取れるあらゆる地の実りの初物を取って籠に入れ、あなたの神、主がその名を置くために選ばれる場所に行きなさい。 26:3 あなたは、そのとき任に就いている祭司のもとに行き、「今日、わたしはあなたの神、主の御前に報告いたします。わたしは、主がわたしたちに与えると先祖たちに誓われた土地に入りました」と言いなさい。 26:4 祭司はあなたの手から籠を受け取って、あなたの神、主の祭壇の前に供える。 26:5 あなたはあなたの神、主の前で次のように告白しなさい。「わたしの先祖は、滅びゆく一アラム人であり、わずかな人を伴ってエジプトに下り、そこに寄留しました。しかしそこで、強くて数の多い、大いなる国民になりました。 26:6 エジプト人はこのわたしたちを虐げ、苦しめ、重労働を課しました。 26:7 わたしたちが先祖の神、主に助けを求めると、主はわたしたちの声を聞き、わたしたちの受けた苦しみと労苦と虐げを御覧になり、 26:8 力ある御手と御腕を伸ばし、大いなる恐るべきこととしるしと奇跡をもってわたしたちをエジプトから導き出し、 26:9 この所に導き入れて乳と蜜の流れるこの土地を与えられました。  26:10 わたしは、主が与えられた地の実りの初物を、今、ここに持って参りました。」あなたはそれから、あなたの神、主の前にそれを供え、あなたの神、主の前にひれ伏し、 26:11 あなたの神、主があなたとあなたの家族に与えられたすべての賜物を、レビ人およびあなたの中に住んでいる寄留者と共に喜び祝いなさい。

 

◎今日の一言

出エジプトの昔から聖書の民は共同体として民族を形成してきた。彼らはその始まりと神に導かれた一つ一つの事績を心に留め神への感謝を欠かさなかった。どの民族も神への感謝を忘れると民族の荒廃と滅亡を招く。ユダヤ・キリスト教共同体の歴史も危機を乗り越えて来たその背後にまず神への感謝があった。ユダヤ人の先祖も滅びゆく一アラム人であったこと、寄留の民であったこと、彼らが受けた苦しみと労苦と虐げを覚えつつ、毎年収穫の初物をもってその信仰告白を明確にし、感謝をささげた。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書4章1-6節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月13日(日)

 

◎今日の聖句

  ルカ福音書17章11-19節

 

◆重い皮膚病を患っている十人の人をいやす

17:11 イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。 17:12 ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、 17:13 声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。 17:14 イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。 17:15 その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。 17:16 そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。 17:17 そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。 17:18 この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」 17:19 それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」

 

◎今日の一言

イエスに重い皮膚病をいやしてもらった十人の社会的に差別されていた人々の話であるが、お礼に戻って来たのはサマリヤ人一人であったと言う。しかし主イエスはその結果を見て神の国宣教の業を止めることはなさらなかった。十人中一人だけの成果でも天に喜びがある事を知る人は決して主の業を中止することはない。キリストへの忘れられない愛に生きる人こそ信仰の人である。

 

☆通読聖書 : ローマ書8章14-17節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月12日(土)

 

◎今日の聖句

 ユダ書1、2、20-25節

 

1イエス・キリストの僕で、ヤコブの兄弟であるユダから、父である神に愛され、イエス・キリストに守られている召された人たちへ。2憐れみと平和と愛が、あなたがたにますます豊かに与えられるように。20しかし、愛する人たち、あなたがたは最も聖なる信仰をよりどころとして生活しなさい。聖霊の導きの下に祈りなさい。21神の愛によって自分を守り、永遠の命へ導いてくださる、わたしたちの主イエス・キリストの憐れみを待ち望みなさい。22疑いを抱いている人たちを憐れみなさい。23ほかの人たちを火の中から引き出して助けなさい。また、ほかの人たちを用心しながら憐れみなさい。肉によって汚れてしまった彼らの下着さえも忌み嫌いなさい。24あなたがたを罪に陥らないように守り、また、喜びにあふれて非のうちどころのない者として、栄光に輝く御前に立たせることができる方、25わたしたちの救い主である唯一の神に、わたしたちの主イエス・キリストを通して、栄光、威厳、力、権威が永遠の昔から、今も、永遠にいつまでもありますように、アーメン。

 

◎今日の一言

短い書簡であるが信仰者がどのように生きるかを教える。イエス・キリストと共に歩む人々は困難の中にも罪を犯さず非の打ちどころのない人として生きたイエス・キリストを模範として生きるように勧める。悪しき世にあってキリスト者の生き方が希望の道として照らされる。二千年昔も今もその信仰に変わりはない。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書3章12-18節

LOSUNGEN『日々の聖句』

     2020年9月11日(金)  

 

◎今日の聖句

 ヤコブ書2章5-13節

 

2:5 わたしの愛する兄弟たち、よく聞きなさい。神は世の貧しい人たちをあえて選んで、信仰に富ませ、御自身を愛する者に約束された国を、受け継ぐ者となさったではありませんか。 2:6 だが、あなたがたは、貧しい人を辱めた。富んでいる者たちこそ、あなたがたをひどい目に遭わせ、裁判所へ引っ張って行くではありませんか。 2:7 また彼らこそ、あなたがたに与えられたあの尊い名を、冒涜しているではないですか。 2:8 もしあなたがたが、聖書に従って、「隣人を自分のように愛しなさい」という最も尊い律法を実行しているのなら、それは結構なことです。 2:9 しかし、人を分け隔てするなら、あなたがたは罪を犯すことになり、律法によって違犯者と断定されます。 2:10 律法全体を守ったとしても、一つの点でおちどがあるなら、すべての点について有罪となるからです。 2:11 「姦淫するな」と言われた方は、「殺すな」とも言われました。そこで、たとえ姦淫はしなくても、人殺しをすれば、あなたは律法の違犯者になるのです。 2:12 自由をもたらす律法によっていずれは裁かれる者として、語り、またふるまいなさい。 2:13 人に憐れみをかけない者には、憐れみのない裁きが下されます。憐れみは裁きに打ち勝つのです。

 

◎今日の一言

聖書が教える隣人愛の教えはすべての戒めに通じるものです。幼児期から愛された経験を持つ人は必ず愛の人として育ち、社会に貢献します。多くの場合厳しく育てられた経験を経ても愛ある人になることはできないのです。キリストの愛をしっかり身に着けることが人生を豊かに生きるカギです。アガぺーに基づく犠牲愛以上に大きな愛はありません。聖書が教える最大の愛です。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書3章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月10日(木)

 

◎今日の聖句

 使徒言行録4章32-37節

 

◆持ち物を共有する

4:32 信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。 4:33 使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。 4:34 信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。土地や家を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、 4:35 使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。 4:36 たとえば、レビ族の人で、使徒たちからバルナバ――「慰めの子」という意味――と呼ばれていた、キプロス島生まれのヨセフも、 4:37 持っていた畑を売り、その代金を持って来て使徒たちの足もとに置いた。

 

◎今日の一言

初期キリスト教教会共同体形成の様子が描かれる。教会はこの制度の上に活動を拡大し、やがて独自な会堂建設から修道院形成に至る。信仰の証しは献金と献身が基本であるが国教化される以前の教会は迫害を恐れずキリストの福音に生きる証しを継続してAD.313年の公認に至る。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書2章12-17節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月9日(水) 

 

◎今日の聖句

 申命記24章10-22節

 

24:10 あなたが隣人に何らかの貸し付けをするときは、担保を取るために、その家に入ってはならない。 24:11 外にいて、あなたが貸す相手の人があなたのところに担保を持って出て来るのを待ちなさい。 24:12 もし、その人が貧しい場合には、その担保を取ったまま床に就いてはならない。 24:13 日没には必ず担保を返しなさい。そうすれば、その人は自分の上着を掛けて寝ることができ、あなたを祝福するであろう。あなたはあなたの神、主の御前に報いを受けるであろう。 24:14 同胞であれ、あなたの国であなたの町に寄留している者であれ、貧しく乏しい雇い人を搾取してはならない。 24:15 賃金はその日のうちに、日没前に支払わねばならない。彼は貧しく、その賃金を当てにしているからである。彼があなたを主に訴えて、罪を負うことがないようにしなさい。 24:16 父は子のゆえに死に定められず、子は父のゆえに死に定められない。人は、それぞれ自分の罪のゆえに死に定められる。 24:17 寄留者や孤児の権利をゆがめてはならない。寡婦の着物を質に取ってはならない。 24:18 あなたはエジプトで奴隷であったが、あなたの神、主が救い出してくださったことを思い起こしなさい。わたしはそれゆえ、あなたにこのことを行うように命じるのである。 24:19 畑で穀物を刈り入れるとき、一束畑に忘れても、取りに戻ってはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。こうしてあなたの手の業すべてについて、あなたの神、主はあなたを祝福される。 24:20 オリーブの実を打ち落とすときは、後で枝をくまなく捜してはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。 24:21 ぶどうの取り入れをするときは、後で摘み尽くしてはならない。それは寄留者、孤児、寡婦のものとしなさい。 24:22 あなたは、エジプトの国で奴隷であったことを思い起こしなさい。わたしはそれゆえ、あなたにこのことを行うように命じるのである。

 

 

◎今日の一言

旧約律法の精神は愛と憐れみである。選ばれた民の誇りは愛をもって神の栄光を現わすことである。刈入れの時、最後の一房まで摘み尽くしてはならない、と言う。地に落ちたオリーブの実を全て拾い集めてはならないと教える。それらはすべて寄留者、孤児、寡婦のために残しなさいと言う。今日においても、貧しくとも隣人への愛を忘れない人は必ず神の祝福に与かる。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書2章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

2020年9月8日(火)

 

◎今日の聖句

 アモス書5章4-15節

 

◆わたしを求めて生きよ

5:4 まことに、主はイスラエルの家にこう言われる。わたしを求めよ、そして生きよ。5:5 しかし、ベテルに助けを求めるな/ギルガルに行くな/ベエル・シェバに赴くな。ギルガルは必ず捕らえ移され/ベテルは無に帰するから。 5:6 主を求めよ、そして生きよ。さもないと主は火のように/ヨセフの家に襲いかかり/火が燃え盛っても/ベテルのためにその火を消す者はない。5:7 裁きを苦よもぎに変え/正しいことを地に投げ捨てる者よ。 5:8 すばるとオリオンを造り/闇を朝に変え/昼を暗い夜にし/海の水を呼び集めて地の面に注がれる方。その御名は主。 5:9 主が突如として砦に破滅をもたらされると/その堅固な守りは破滅する。 5:10 彼らは町の門で訴えを公平に扱う者を憎み/真実を語る者を嫌う。 5:11 お前たちは弱い者を踏みつけ/彼らから穀物の貢納を取り立てるゆえ/切り石の家を建てても/そこに住むことはできない。見事なぶどう畑を作っても/その酒を飲むことはできない。 5:12 お前たちの咎がどれほど多いか/その罪がどれほど重いか、わたしは知っている。お前たちは正しい者に敵対し、賄賂を取り/町の門で貧しい者の訴えを退けている。 5:13 それゆえ、知恵ある者はこの時代に沈黙する。まことに、これは悪い時代だ。 5:14 善を求めよ、悪を求めるな/お前たちが生きることができるために。そうすれば、お前たちが言うように/万軍の神なる主は/お前たちと共にいてくださるだろう。 5:15 悪を憎み、善を愛せよ/また、町の門で正義を貫け。あるいは、万軍の神なる主が/ヨセフの残りの者を/憐れんでくださることもあろう。

 

◎今日の一言

テコアの牧童であった預言者アモスは世の支配者たちの悪を常に裁き、公平を求めた人物である。『 善を求めよ、悪を求めるな/お前たちが生きることができるために。そうすれば、お前たちが言うように/万軍の神なる主は/お前たちと共にいてくださるだろう。』と言う。神を正義とすることは信仰者の基本である。自己中心的なエゴイズムは常に歴史に対立し平和を乱す。神と共に正義を求めることは真の平和をもたらす。キリスト者は常に自由と民主主義をもって世の権力者を負かす。それ故に正義と平和は常に実践的課題となる。恐らく年末から世界の枠組みが変えられる事となるであろう。楽しみである。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書1章12-24節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年9月7日(月)     

 

◎今日の聖句

マタイ福音書12章1-6節

 

◆安息日に麦の穂を摘む

12:1 そのころ、ある安息日にイエスは麦畑を通られた。弟子たちは空腹になったので、麦の穂を摘んで食べ始めた。 12:2 ファリサイ派の人々がこれを見て、イエスに、「御覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日にしてはならないことをしている」と言った。 12:3 そこで、イエスは言われた。「ダビデが自分も供の者たちも空腹だったときに何をしたか、読んだことがないのか。 12:4 神の家に入り、ただ祭司のほかには、自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べたではないか。 12:5 安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟を破っても罪にならない、と律法にあるのを読んだことがないのか。 12:6 言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある。

 

◎今日の一言

安息日の規定は十戒にもある通り、律法の中でも厳しく守らなければならない戒めである。しかしイエスは律法厳守の形式主義にとらわれず、神のために今必要とすべきものは何かを弟子たちに教えられる。イエスは神から遣わされたメシアであるとの自覚を持ち、ダビデの行為を引き合いに出して神の権威の優先順位を見極められる。手前勝手で自己中心の優先順位ではなく神への優先順位を確立することが信仰者の生き方である。

 

☆通読聖書 : Ⅱコリント書1章1-11節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月6日(日)

 

◎今日の聖句

 ルカ福音書10章25-37節

 

◆善いサマリア人

 10:25 すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」 10:26 イエスが、「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか」と言われると、 10:27 彼は答えた。「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」 10:28 イエスは言われた。「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」 10:29 しかし、彼は自分を正当化しようとして、「では、わたしの隣人とはだれですか」と言った。 10:30 イエスはお答えになった。「ある人がエルサレムからエリコへ下って行く途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。 10:31 ある祭司がたまたまその道を下って来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 10:32 同じように、レビ人もその場所にやって来たが、その人を見ると、道の向こう側を通って行った。 10:33 ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、 10:34 近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして、自分のろばに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。 10:35 そして、翌日になると、デナリオン銀貨二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『この人を介抱してください。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』 10:36 さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」 10:37 律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」

 

◎今日の一言

有名な善きサマリア人の譬え話である。祭司・レビ人は宗教的手本になる人々であるが、おいはぎに遭った人を助けたのは日頃犬猿の仲にあったサマリヤ人であったと言う。あなたも行って善き隣人となりなさいと教えられる。良き業は神のために業を成すことである。キリスト教世界にはまだこの信仰は失われていない。隣人愛こそ社会を変える力である。

 

☆通読聖書 : Ⅰヨハネ書4章7-12節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月5日(土)  

 

◎今日の聖句

 イザヤ書57章15-19節

 

57:15 高く、あがめられて、永遠にいまし/その名を聖と唱えられる方がこう言われる。わたしは、高く、聖なる所に住み/打ち砕かれて、へりくだる霊の人と共にあり/へりくだる霊の人に命を得させ/打ち砕かれた心の人に命を得させる。 57:16 わたしは、とこしえに責めるものではない。永遠に怒りを燃やすものでもない。霊がわたしの前で弱り果てることがないように/わたしの造った命ある者が。 57:17 貪欲な彼の罪をわたしは怒り/彼を打ち、怒って姿を隠した。彼は背き続け、心のままに歩んだ。 57:18 わたしは彼の道を見た。わたしは彼をいやし、休ませ/慰めをもって彼を回復させよう。民のうちの嘆く人々のために 57:19 わたしは唇の実りを創造し、与えよう。平和、平和、遠くにいる者にも近くにいる者にも。わたしは彼をいやす、と主は言われる。

 

◎今日の一言

言者イザヤの口を通して平和の神が語られる。混沌とした時代に平和の神の御声を聞き分ける者にのみ祝福の霊が宿る。キリストの贖罪と共に教会はこの言葉を宣べ伝える。世界は不義が支配する中にも聖霊の働きを信じる人々によって変えられて行く。歴史は大きく動きつつある。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書10章28-31節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月4日(金) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書12章15-21節

 

◆神が選んだ僕

 

12:15 イエスはそれを知って、そこを立ち去られた。大勢の群衆が従った。イエスは皆の病気をいやして、 12:16 御自分のことを言いふらさないようにと戒められた。 12:17 それは、預言者イザヤを通して言われていたことが実現するためであった。 12:18 「見よ、わたしの選んだ僕。わたしの心に適った愛する者。この僕にわたしの霊を授ける。彼は異邦人に正義を知らせる。12:19 彼は争わず、叫ばず、/その声を聞く者は大通りにはいない。12:20 正義を勝利に導くまで、/彼は傷ついた葦を折らず、/くすぶる灯心を消さない。12:21 異邦人は彼の名に望みをかける。」

 

◎今日の一言

 

『正義を勝利に導くまで、彼は傷ついた葦を折らず、くすぶる灯心を消さない。異邦人は彼の名に望みをかける。』 マタイが記す預言の言葉であるが、不思議なことに米国トランプ大統領続投を裏付ける預言の言葉になっている。暗殺がなければ結果は11月まで未定だが、世界は既に続投を前提に動き始めている。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書10章17-27節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年9月3日(木)

 

◎今日の聖句

 ヤコブ書5章13-16節

 

5:13 あなたがたの中で苦しんでいる人は、祈りなさい。喜んでいる人は、賛美の歌をうたいなさい。 5:14 あなたがたの中で病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい。 5:15 信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。その人が罪を犯したのであれば、主が赦してくださいます。 5:16 だから、主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。正しい人の祈りは、大きな力があり、効果をもたらします。

 

◎今日の一言

キリスト者の祈りは必ず聞かれる。神のための目標をもって刻苦勉励する中で、神はその信仰を見て実現させてくださる。祈りにはまず正しい信仰告白に立つ事が求められるのである。信仰がなければすべては杞憂に終わる。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書10章17-27節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年9月2日(水)    

 

◎今日の聖句

 使徒言行録9章31-35節

 

9:31 こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。

 ◆ペトロ、アイネアをいやす

 9:32 ペトロは方々を巡り歩き、リダに住んでいる聖なる者たちのところへも下って行った。 9:33 そしてそこで、中風で八年前から床についていたアイネアという人に会った。 9:34 ペトロが、「アイネア、イエス・キリストがいやしてくださる。起きなさい。自分で床を整えなさい」と言うと、アイネアはすぐ起き上がった。 9:35 リダとシャロンに住む人は皆アイネアを見て、主に立ち帰った。

 

◎今日の一言

初代キリスト教徒の堅実な証しが多くの人々に受け入れられたと言う。福音宣教の証しと喜びが弟子たちを驚かせた。イエス・キリストの名前が多くの病める人々を立上がらせたのである。誤解を恐れずに言えば、私はトランプの福音的活動に期待している。信仰を中途半端に利用してはいない。彼の信仰は「然り然り、否否」である。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書10章1-12節

LOSUNGEN『日々の聖句』

2020年9月1日(火)

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書3章1-10節

 

◆手の萎えた人をいやす

3:1 イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。 3:2 人々はイエスを訴えようと思って、安息日にこの人の病気をいやされるかどうか、注目していた。 3:3 イエスは手の萎えた人に、「真ん中に立ちなさい」と言われた。 3:4 そして人々にこう言われた。「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。」彼らは黙っていた。 3:5 そこで、イエスは怒って人々を見回し、彼らのかたくなな心を悲しみながら、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、手は元どおりになった。 3:6 ファリサイ派の人々は出て行き、早速、ヘロデ派の人々と一緒に、どのようにしてイエスを殺そうかと相談し始めた。

 ◆湖の岸辺の群衆

 

3:7 イエスは弟子たちと共に湖の方へ立ち去られた。ガリラヤから来たおびただしい群衆が従った。また、ユダヤ、 3:8 エルサレム、イドマヤ、ヨルダン川の向こう側、ティルスやシドンの辺りからもおびただしい群衆が、イエスのしておられることを残らず聞いて、そばに集まって来た。 3:9 そこで、イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである。 3:10 イエスが多くの病人をいやされたので、病気に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからであった。

 

◎今日の一言

福音はそれを受け入れるすべての人々に新しい希望と喜びを提供するものである。イエスの働きは閉鎖的階級社会にあるユダヤの人々に神にある新しい自由と解放をもたらすものであった。イエスは特に因果関係の中で差別や偏見を受けている人々、障碍ある方々や病気の人々に癒しと救いの奇跡をおこなわれた。福音には人々を立ち返らせる神の力が宿っている。人はやがて平等に死すべきものであるが神の言葉には人を甦らせる生きる力が働くのである。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書9章42-50節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年8月31日(月)   

 

◎今日の聖句

マタイ福音書9章27-34節

 

◆二人の盲人をいやす

 9:27 イエスがそこからお出かけになると、二人の盲人が叫んで、「ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」と言いながらついて来た。 9:28 イエスが家に入ると、盲人たちがそばに寄って来たので、「わたしにできると信じるのか」と言われた。二人は、「はい、主よ」と言った。 9:29 そこで、イエスが二人の目に触り、「あなたがたの信じているとおりになるように」と言われると、 9:30 二人は目が見えるようになった。イエスは、「このことは、だれにも知らせてはいけない」と彼らに厳しくお命じになった。 9:31 しかし、二人は外へ出ると、その地方一帯にイエスのことを言い広めた。

 ◆口の利けない人をいやす

 9:32 二人が出て行くと、悪霊に取りつかれて口の利けない人が、イエスのところに連れられて来た。 9:33 悪霊が追い出されると、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆し、「こんなことは、今までイスラエルで起こったためしがない」と言った。 9:34 しかし、ファリサイ派の人々は、「あの男は悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言った。

 

◎今日の一言

盲人と聾唖の癒しはイエスへの信頼による奇跡の物語である。しかしファリサイ派の人々は「あの男は悪霊の頭」と呼びその働きを正しく評価しない。イエスに対する偏見と自己保全から嫉みをもって排斥する。私達の周りには常にそのような人がいて人の成功を羨む。良いことは勇気をもって実践する事である。成功したならばその秘訣を伝授しつつ周囲の人々を激励する事である。悪い噂を立てることは最も卑劣な行為であることを覚えておこう。その人々に神の祝福はない。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書9章38-41節

LOSUNGEN『日々の聖句』

    2020年8月30日(日)  

 

◎今日の聖句

 マルコ福音書7章31-37節

 

◆耳が聞こえず舌の回らない人をいやす

7:31 それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。 7:32 人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。 7:33 そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。 7:34 そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。これは、「開け」という意味である。 7:35 すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。 7:36 イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。 7:37 そして、すっかり驚いて言った。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」

 

◎今日の一言

イエスの為さったことは驚きであるが、当事者にとっては奇跡的出来事であった。どの様な障害があっても奇跡は起きる。愛と憐れみの中に人間性が溢れるところに人々の真心が満ち溢れ奇跡を呼ぶのである。耳が聞こえず下の回らない人もイエスの愛に触れた時口が開け耳が聞こえるようになった。無心に神の愛に自らをゆだねる時平安が与えられ、喜びに満たされる。神は必要なものに必要なことを行って下さる。信仰の偉業である。神にはできないことは何もない。求めない所に愛の花は咲かない。

 

☆通読聖書 : 使徒言行録9章1-20節

LOSUNGEN『日々の聖句』

       2020年8月29日(土)    

 

◎今日の聖句

 イザヤ書26章1-6節

 

◆勝利の歌

26:1 その日には、ユダの地でこの歌がうたわれる。我らには、堅固な都がある。救いのために、城壁と堡塁が築かれた。 26:2 城門を開け/神に従い、信仰を守る民が入れるように。 26:3 堅固な思いを、あなたは平和に守られる/あなたに信頼するゆえに、平和に。 26:4 どこまでも主に信頼せよ、主こそはとこしえの岩。 26:5 主は高い所に住まう者を引きおろし/築き上げられた都を打ち倒し/地に打ち倒して、塵に伏させる。 26:6 貧しい者の足がそれを踏みにじり/弱い者の足が踏みつけて行く。

 

◎今日の一言

どの民族においても普遍妥当的に堅固な宗教的伝統(哲学)を持つ国家は激動と破局の時代にも堅固な道を歩むことができる。ユダヤ・キリスト教的背景を持つ国家は伝統的に『主こそはとこしえの岩』との信仰を基礎に国造りに励む。神なき国家は混乱と滅びの道を歩む事となる。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書9章30-37節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年8月28日(金)   

 

◎今日の聖句

  ルカ福音書22章54-62節

 

◆イエス、逮捕されるペトロ、イエスを知らないと言う

22:54 人々はイエスを捕らえ、引いて行き、大祭司の家に連れて入った。ペトロは遠く離れて従った。 22:55 人々が屋敷の中庭の中央に火をたいて、一緒に座っていたので、ペトロも中に混じって腰を下ろした。 22:56 するとある女中が、ペトロがたき火に照らされて座っているのを目にして、じっと見つめ、「この人も一緒にいました」と言った。 22:57 しかし、ペトロはそれを打ち消して、「わたしはあの人を知らない」と言った。 22:58 少したってから、ほかの人がペトロを見て、「お前もあの連中の仲間だ」と言うと、ペトロは、「いや、そうではない」と言った。 22:59 一時間ほどたつと、また別の人が、「確かにこの人も一緒だった。ガリラヤの者だから」と言い張った。 22:60 だが、ペトロは、「あなたの言うことは分からない」と言った。まだこう言い終わらないうちに、突然鶏が鳴いた。 22:61 主は振り向いてペトロを見つめられた。ペトロは、「今日、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」と言われた主の言葉を思い出した。 22:62 そして外に出て、激しく泣いた。

 

◎今日の一言

ペトロの否認と鶏。暗く悲しい夜であったに違いない。イエスの予言が的中した。しかしペトロは自分の犯した罪のから逃げなかった。人は罪の悔い改めによって新たな人間とされる。回心によって惹き起こされる新しい事態はキリストへの誠実によって証しされてゆく。風見鶏の原点はこのペトロの事件にある。午前二時過ぎに聞く一番鳥の鶏の鳴き声はペテロの涙を思い起こさせる知らせである。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書9章14-29節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年8月27日(木)  

 

◎今日の聖句

 Ⅰペトロ書5章1-5節

 

◆長老たちへの勧め

 5:1 さて、わたしは長老の一人として、また、キリストの受難の証人、やがて現れる栄光にあずかる者として、あなたがたのうちの長老たちに勧めます。 5:2 あなたがたにゆだねられている、神の羊の群れを牧しなさい。強制されてではなく、神に従って、自ら進んで世話をしなさい。卑しい利得のためにではなく献身的にしなさい。 5:3 ゆだねられている人々に対して、権威を振り回してもいけません。むしろ、群れの模範になりなさい。 5:4 そうすれば、大牧者がお見えになるとき、あなたがたはしぼむことのない栄冠を受けることになります。 5:5 同じように、若い人たち、長老に従いなさい。皆互いに謙遜を身に着けなさい。なぜなら、/「神は、高慢な者を敵とし、/謙遜な者には恵みをお与えになる」からです。

 

◎今日の一言

キリスト者とは自主的献身的に隣人を愛する事ですと教える。難しい事だか、年と共に福音の奥深さを学び取ることとなる。「神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる」とは大事な教えである。神を仰ぐとき私達は聖なる道を生きる事となる。苦しみの先には明るい平安が待っている。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書9章2-13節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年8月26日(水)  

 

◎今日の聖句

ヨハネ福音書8章3-11節

 

8:1 イエスはオリーブ山へ行かれた。 8:2 朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた。 8:3 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、 8:4 イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。 8:5 こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」 8:6 イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。 8:7 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」 8:8 そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。 8:9 これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。 8:10 イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか。」 8:11 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない。」〕

 

◎今日の一言

イエスが姦通をしているところを逮捕された女を赦す場面である。ユダヤの律法では姦通罪は石打の刑に処せられる。イエスを試そうとしてファリサイ人たちが彼女をイエスの前に連れ出した。イエスは罪なき者がまずこの女に石を投げなさいと言われた。すると年長者からその場を立ち去ったと言う。気が付けば彼女を訴える者はいなくなった。そこでイエス「私もあなたを罰しない。行きなさい、もう罪を犯してはならない。」と言われた。歳をとると益々イエスの言葉が深く理解されるものである。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書8章34節-9章1節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年8月25日(火)  

 

◎今日の聖句

  サムエル書上17章38-51節

 

17:38 サウルは、ダビデに自分の装束を着せた。彼の頭に青銅の兜をのせ、身には鎧を着けさせた。 17:39 ダビデは、その装束の上にサウルの剣を帯びて歩いてみた。だが、彼はこれらのものに慣れていなかった。ダビデはサウルに言った。「こんなものを着たのでは、歩くこともできません。慣れていませんから。」ダビデはそれらを脱ぎ去り、 17:40 自分の杖を手に取ると、川岸から滑らかな石を五つ選び、身に着けていた羊飼いの投石袋に入れ、石投げ紐を手にして、あのペリシテ人に向かって行った。 17:41 ペリシテ人は、盾持ちを先に立て、ダビデに近づいて来た。 17:42 彼は見渡し、ダビデを認め、ダビデが血色の良い、姿の美しい少年だったので、侮った。 17:43 このペリシテ人はダビデに言った。「わたしは犬か。杖を持って向かって来るのか。」そして、自分の神々によってダビデを呪い、 17:44 更にダビデにこう言った。「さあ、来い。お前の肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう。」 17:45 だが、ダビデもこのペリシテ人に言った。「お前は剣や槍や投げ槍でわたしに向かって来るが、わたしはお前が挑戦したイスラエルの戦列の神、万軍の主の名によってお前に立ち向かう。 17:46 今日、主はお前をわたしの手に引き渡される。わたしは、お前を討ち、お前の首をはね、今日、ペリシテ軍のしかばねを空の鳥と地の獣に与えよう。全地はイスラエルに神がいますことを認めるだろう。 17:47 主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされないことを、ここに集まったすべての者は知るだろう。この戦いは主のものだ。主はお前たちを我々の手に渡される。」 17:48 ペリシテ人は身構え、ダビデに近づいて来た。ダビデも急ぎ、ペリシテ人に立ち向かうため戦いの場に走った。 17:49 ダビデは袋に手を入れて小石を取り出すと、石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を撃った。石はペリシテ人の額に食い込み、彼はうつ伏せに倒れた。 17:50 ダビデは石投げ紐と石一つでこのペリシテ人に勝ち、彼を撃ち殺した。ダビデの手には剣もなかった。 17:51 ダビデは走り寄って、そのペリシテ人の上にまたがると、ペリシテ人の剣を取り、さやから引き抜いてとどめを刺し、首を切り落とした。ペリシテ軍は、自分たちの勇士が殺されたのを見て、逃げ出した。

 

◎今日の一言

ペリシテ人の巨人ゴリアテと少年ダビデの一騎打ちの場面である。腹を決めた後のダビデ王の武人としての姿が見事に現わされている。人生の難局において神への信頼を第一に現実に立ち向かう時、不思議な力が与えられる。神にすべてをゆだねて生きるキリスト者の業はかならず奇跡を呼ぶ。自己の栄光を求めて努力しても奇跡は起こらない。しかし神の栄光に生きる時奇跡が起きる。人生の栄枯盛衰は神と共に進む時、すべてが栄光の業として記念される。見せかけの信仰は必ず後に化けの皮がはがされる。四面楚歌の窮地にある人は常に天を見上げて悔い改め、キリストの生涯を思いみるべきである。そうすれば必ず新しい道が開かれる。悪の道は必ず取り返しのつかない破滅を経験する事となる。少年ダビデとゴリアテの対決は常に新たな奮起を促すものである。

 

☆通読聖書 :  マルコ福音書8章27-33節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年8月24日(月) 

 

◎今日の聖句

 マタイ福音書23章1-12節

 

◆エルサレムに迎えられる

21:1 一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山沿いのベトファゲに来たとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、 21:2 言われた。「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、わたしのところに引いて来なさい。 21:3 もし、だれかが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐ渡してくれる。」 21:4 それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。 21:5 「シオンの娘に告げよ。『見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、/柔和な方で、ろばに乗り、/荷を負うろばの子、子ろばに乗って。』」 21:6 弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、 21:7 ろばと子ろばを引いて来て、その上に服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。 21:8 大勢の群衆が自分の服を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。 21:9 そして群衆は、イエスの前を行く者も後に従う者も叫んだ。「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ。」 21:10 イエスがエルサレムに入られると、都中の者が、「いったい、これはどういう人だ」と言って騒いだ。 21:11 そこで群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言った。

◆神殿から商人を追い出す

21:12 それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いをしていた人々を皆追い出し、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けを倒された。

 

◎今日の一言

イエスのエルサレム入城は民衆による大歓声をもって始まる。しかし数日後にはユダヤの官憲による受難の時が来る。イエスは神殿の境内で売り買いしていた人々をみな追い出し、両替人の台やハトを売る者の腰掛を倒倒された。祈りの家、礼拝の場となるべき神殿が商売の場になっていたからだと言う。偽善化し堕落した宗教施設の存在は社会的不安が蔓延する時随所に見られる。教会は福音が正しく語られ、聖餐が執行され、祈りの場礼拝の場とならなければならない。その為には十字架上のキリストの死に絶えず立ち返ることが求められる。キリスト者のすべての業はキリストの十字架の上に保証されているのである。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書8章22-26節

LOSUNGEN『日々の聖句』

  2020年8月23(日)

 

◎今日の聖句

  ルカ福音書18章9-14節

 

◆「ファリサイ派の人と徴税人」のたとえ

18:9 自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。 18:10 「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。 18:11 ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。 18:12 わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』 18:13 ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』 18:14 言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

 

◎今日の一言

イエスは救いがたい差別と偏見に晒されている方々に対して常に神の権威をもって救いの道を開かれる。同時に傲慢な人々に対して厳しい裁断を下される。神の救いの御手はまず偽善者に対しては厳しい裁きが下され、疎外されている人々には招きと赦しの道が示される。今日も同様に神への誠実に生きる人々には豊かな人生の祝福が約束されている。

 

☆通読聖書 : エフェソ書2章4-10節

LOSUNGEN『日々の聖句』

 2020年8月22(土)  

 

◎今日の聖句

  申命記4章27-35節

 

4:27 主はあなたたちを諸国の民の間に散らされ、主に追いやられて、国々で生き残る者はわずかにすぎないであろう。 4:28 あなたたちはそこで、人間の手の業である、見ることも、聞くことも、食べることも、嗅ぐこともできない木や石の神々に仕えるであろう。 4:29 しかしあなたたちは、その所からあなたの神、主を尋ね求めねばならない。心を尽くし、魂を尽くして求めるならば、あなたは神に出会うであろう。 4:30 これらすべてのことがあなたに臨む終わりの日、苦しみの時に、あなたはあなたの神、主のもとに立ち帰り、その声に聞き従う。 4:31 あなたの神、主は憐れみ深い神であり、あなたを見捨てることも滅ぼすことも、あなたの先祖に誓われた契約を忘れられることもないからである。 4:32 あなたに先立つ遠い昔、神が地上に人間を創造された最初の時代にさかのぼり、また天の果てから果てまで尋ねてみるがよい。これほど大いなることがかつて起こったであろうか。あるいは、そのようなことを聞いたことがあろうか。 4:33 火の中から語られる神の声を聞いて、なお生きている、あなたと同じような民があったであろうか。 4:34 あるいは、あなたたちの神、主がエジプトにおいてあなたの目の前でなさったように、さまざまな試みとしるしと奇跡を行い、戦いと力ある御手と伸ばした御腕と大いなる恐るべき行為をもって、あえて一つの国民を他の国民の中から選び出し、御自身のものとされた神があったであろうか。 4:35 あなたは、主こそ神であり、ほかに神はいないということを示され、知るに至った。

 

◎今日の一言

イスラエルの神は全能者にして超越者、絶対者にして単独の神である。同時にイスラエル人を『さまざまな試みとしるしと奇跡を行い、戦いと力ある御手と伸ばした御腕と大いなる恐るべき行為をもって、あえて一つの国民を他の国民の中から選び出し、御自身のものとされた神』である。この神を知り、この神と共に歩む時勝利の道が約束される。この神を捨てて生きる時、民族は滅びる。この神の啓示に思いをいたす時、救いと祝福が約束される。歴史を通じて聖書の神が勝利を治める時が近いと思わせられる。

 

☆通読聖書 : マルコ福音書8章14-21節